引退当日、こんなギリギリのときににこのブログを書いていることが本当に自分らしいなと思う。
しかし、今日の気持ちは今まで生きてきた中でも書き留める価値のある一日だと思ってこのブログを書く。
短いのでどうぞ最後までお付き合いください。
――――――――――――――――――――――――――
今日で私は大学サッカーを引退する。
高校の同期もそうだが、あんなに上手かったあいつらも高校でサッカーを辞めた。当時はその人たちの気持ちが全く分からなかった。
ここまでサッカーを続けてきたのはプロになりたかったというのもあるが、中学、高校と大好きなサッカーを怪我が多くてやり切れずにずるずるここまで来たというのもある。
結局最後まで怪我続きで思うようにサッカーができず、つい3日前まではどうせサッカー続けるんだろうなと「引退」に対して真正面から向き合えずにいた。
それでも私は今日で大学サッカーを引退する。
でも今は「引退」をひしひしと感じていて、17年間も熱中してきたことを辞める経験なんて今後ないだろうしこの感じを楽しんでいこうと思っている。
引退していった人たちはこんな気持ちだったんだろうか。
遠足前夜もセンター試験前夜も余裕で寝ることができたが昨日は夜中の3時まで寝られなかった。
不安は一切ない。
明日の試合が楽しみで仕方なかった。
小俣、浩理、澤田、膳所、益子、横田
駿佑、ユフィ、勇馬、千太朗、愛門、星野
池田、元地、越前、悠夢、敬信、雅治、峻己、原優、理人、福渡、新、斗亜、帆功斗
芦村、稲垣、五十嵐、勝山、吉瀬、蓮、津田、英杜、保坂、護人、森田
眞鍋さん、中野さん
全員で勝ちに行こう。
そして私は今日の試合をとにかく楽しむ。
楽しくないとサッカーじゃないからな。
楽しいのがサッカーだ。
楽しんだら勝ちや。
末筆ですが、小中高のコーチ・先生、友人、チームメイト、筑波大学蹴球部関係者の方々、そしてなにより両親の支えがなければここまで成長することはできませんでした。
改めて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺へ
小学一年生から大学4年までの17年間サッカーで生きてきた。
そんな君が2021/10/24 Iリーグ関東学院大学戦を最後に一旦サッカー人生に区切りをつけた。
まあ君のことだから結局サッカーは続けているんだろうな。
サッカー選手という夢は叶わなかったけれど、それでサッカーが嫌いになんてならなかった。
何度も怪我をして、大学サッカーはほとんどプレーしていないけれど、それでもサッカーを嫌いになんてならなかった。
そのくらいサッカーが好きだったんだ。
今の君は何をしていますか。
当時はスポーツの素晴らしさをもっと沢山の人に感じてもらいたい、興奮・感動を共有できる瞬間を作りたい、その手段として自分のクラブチームを経営するんだと言っていたけど
実際はどうだろうか。
君が一年生のとき1Gでみた4年生の最後の試合の光景は今でも覚えているだろうか。
大学サッカー最後の試合を覚えているだろうか。
君が大学4年間で感じた苦しみや喜びは覚えているだろうか。
チームが勝利したとき、ゴールを取った時のような血が沸き立つような興奮の瞬間を社会人になって感じただろうか。
なんか上手く行かない時の違和感、怪我してないのに試合に出れないときのような悔しさを社会人になっても味わったか。
そうでないならもう一度今の環境を見つめ直してほしい。
感情の動く方へ決断をしてくれ。
君が17年間してきたサッカーのように。
筑波大学蹴球部
体育専門学群4年
野田大誠