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2021

#125 鋭角極めろ(諏訪奏太郎/4年)

様々な皆様。はじめまして。

筑波大学蹴球部 応用理工学類 諏訪 奏太郎です。

現在 3 軍に当たる TSC チームで FW としてプレーをしています。かれこれ TSC チームには2年生のころからいて3年目になってしまいました。


茨城県は東海村出身の 22 歳で茨城県立日立第一高等学校卒です。

E-girls とくりぃむしちゅーのファンでありまして、テレビと漫画が好きな蹴球部の盛り上げ係でございます。

こんな私の蹴球部での役職は副副キャプテンとなっております。 どうぞよろしくお願いします。


さて、今回のブログの内容は副務の岩浅くんが直接頭を下げてきてどうしても、と言うので書くことになりました。

ブログ作成依頼が来た当初の予定では、大好きな ONE PIECEの考察や麻雀最高峰のMリーグについて書こうなんて思っていましたが、急ハンドルを切って私らしくないまじめな文章を書くこととなってしまいました。

悔しいです。 

そんな形で書き始めた今回のブログは、TSCでの活動初年度 (大学2年生のシーズン) が きっかけで徐々に形となっていった私のラストシーズンの二つの目標、について書きたいと思います。 なお、文章の量的に題名である「鋭角極めろ」の説明はあきらめました。

本文中で一切触れられないので皆様ご注意ください。


駄文でものすごく⻑いですがどうぞ最後までお付き合いください。


2年生のシーズンの私はすごくとにかく結果に貪欲というか、自分のプレーの評価は得点とアシストだけで、

結果こそがチームを勝たせられる。結果残せばいい選手でしょ。とにかくそんな感じでした。


当時のコーチの佐藤りょうすけさんには、「結果以外にも目を向けて自分のプレーの評価をしろ」 なんて言われていましたが、当時の私は深く考えたりもせずゴールばかりを考え日々のTRや試合をこなし、反省には得点のことばかり。

ですがオフシーズンに入り、りょうすけさんがくれたこの言葉は自分にいい選手(部員)とは何なのかを考えさせる大きなきっかけになりました。 

(りょうすけさんは純粋なプレーヤーのことを指して発言してくださいましたが、これ以降のいい選手とはプレーヤーのことを純粋には指しません。)


結論を述べますと、私にとっていい選手(部員)とは いい選手(部員)→チーム(蹴球部)を勝たせられる


けっこう当たり前の答えにたどり着きました。 

でも、得点やアシストなどの数字として残るものだけではなく、結果に残らないよくあるあ りふれたプレー、さらに拡張して考えれば、サッカー以外の部分でもチームを試合で勝たせられれば、プレーしなくてもチームが勝てるのであれば、それはすなわち「いい選手」になれるということです。

勘違いしてほしくないのは、サッカー選手として高いレベルに行くことをあきらめたことなんてありません。

あくまでも筑波大学蹴球部内でいい選手になる。

そこに目を向けるとサッカー以外にも必要なことやチームを助けられるかもしれない要素がたくさんある、ということです。 

そんなことに気が付き早2年。いい選手になるためにたくさんのことをしてきたつもりです。

最高学年となって挑むラストシーズン。

自チームとその他5チームを勝たせるために、みんなで最高の結果を勝ち取るために、以下の2つの目標を設定いたしました。


1 .所属チームの全員がプレーしやすいチームの環境づくり 

2 .人と人をつなぐ


この2つの目標について、シーズンを終えようとしてる今この部員ブログの場を借りて、 なぜこの目標を立てたのか、どんな取り組み方をしたのか、またシーズンを通してできていたのか振り返りたいと思います。


1. 所属チームの全員がプレーしやすいチームの環境づくり

所属しているTSCチームは一つ上のチームがTOPsub(将来的にTOPチームで戦えると 見込まれた集団) と言うこともあり毎年4年生が多くなってしまうチームです (4年生は「将来性=時間」があまりないためだと思われる)。

TSC チームはもちろん蹴球部全体のことを考えた時にそのTOPsubに多くの選手が関われるようにする。

その手助けをすることが最終学年でTOP チームに関われなかった自分ができる、蹴球部の1番の勝たせ方であると考えました。

そこで自分のチームの、特に1,2年生(3年生ごめんね)がプレーしやすい環境を作れるように気を使いました。

そんな環境を作るために、とにかくメリハリを大切にしました。リラックスと緊張感の差が大きいほどいい、サッカーに集中できる雰囲気だと思うのです。

ピッチ上では、まあ普通のことをしてました。高いレベルを要求するとか、コミュニケーションたくさんとるとか。

ピッチの外では、練習前の会話やアップ、全体練習後に一緒にジョグしたりご飯に行ったり遊びに行ったり、たまに自分の中で引っかかったことを指導したり。

これを私は1-1で行う のではなく自分を通して 1-複数人になるように気をつけました。

1 人と繋がってもチーム内の人間関係の密度、矢印の向きが多くならないと思ったからです。

この人間関係はチーム状況の向上と練習の質の向上に大きく影響すると確信していましたし、これが自分なりの環づくりでした。



実際に約半年間意識して活動しましたが、どうなんでしょう。

よかったのか悪かったのか。


半分はシーズンの結果。もう半分は最終的に後輩くん達がどこまで飛躍するか。


これらでしか達成度は測れません。


ただ、チーム内の人間関係はかなり良好だったと思っています。

シーズン中はやはりオフシーズンより意識して活動できなかったなーってのが正直なところです。



2 .人と人をつなぐ

他チームを自分で勝たせる方法を考える時にやっぱり1番影響するのは応援だなってコロナ禍になって思いました。

でも、声出し応援できないどころか会場にすら行けない辛い状況 です。


試合中の応援ってものすごく力をくれますよね、友人とかの域を超えた仲間がしてくれるわけです。力が出ないわけがありません。


でも自分を1番奮い立たせてくれるのは、さらっと、不意に、予期せぬところでもらう、

「明日の試合頑張れよ」

だったりするんですよ。

不意にってところがポイントですね。

これを狙って、意図して大量に発生させること、そして、心から応援できる応援力をつけることを目標にしました。


ちょっとここで応援について少し考えてみます。

なんで応援したくなるのか。

応援してるチーム、アーティスト、芸人さんとかを考えればわかりますけどその人達に対して「好意を抱いている」んですね。 

じゃあどうすれば好意を抱いて応援したくなるのか。

その第一歩はその人のことをよく知ることなんじゃないでしょうか。

200人。

まぁまぁな規模ですが、他学年だけで 150 人、これだけの人たちについて少しでも知ろうとしてるのか。 

これが今の蹴球部に応援力が足りないと感じる原因なのだと思います。


1でも言いましたがいい人間関係は矢印の向きがいろんな方向を向いていると思うんです。


でもこれまでの蹴球部は矢印の向きが学年の内側、各チームの内側にばかりに向いていました。

応援力をつけるには、元々の一つの大きなチームと捉えて学年とチームの垣根を超えた矢印の向きを作る必要があります。


じゃあ、まずはお互いを知るきっかけを作りましょう、それを目標にしましょうってことで

 「人と人をつなぐ」

になりました。ここで自分が目をつけたのは


・知ること(共通点を見つけ合うこと) 

・共通点を作ること


の二つです。 「知ること」に関しては家族ラインというものを活用しました。

重要なアナウンス → 全体ライン
正直みなくてもいいような情報 → 家族ライン

全体ラインに対して少しフランクな感じでしょうか。

その家族ラインを知るためのツールとしてつかう。具体的には自己紹介リレーや局活動の報告 (蹴球部は運営のための業務を分担していて複数の局が存在しています。全部員はその局に配属されていて人知れずに活動しています。) をする予定でした。

個人的には局活動は自分の代わりに誰かがしてくれている仕事であり、みんなが知るべきことでありながらほとんど知られてない事柄なので力を入れたいところでした。

ところがどっこい。予想以上に事態は深刻と言うか、コロナ禍でチーム間交流を絶っていることも災いして他チーム、他人に対する関心がすごく薄くなってると感じました。

そのため家族ラインはほとんど各チームの公式戦の告知で終わってしまいました。


二つ目の「共通点を作る」ことに関しては一つの活動しかできませんでしたがなかなか楽しかったです。

それは週に1回、90分程度で行った参加任意の部内ラジオ放送です。結構好評をもらえました。ラジオ放送の時に気をつけたことは


・蹴球部という内輪を意識すること 

・チームや学年の内輪を持ち込みすぎないこと


の 2 点です。

聞いてる人同士(毎回 20 人くらい聞いてくれました。多い時には 50 人を超えたのは驚きました。) がラジオを会話のとっかかりにしてくれたらって思っていたのですが、先日山原くんをゲストに迎えた会の後に末端部員の1人が話しかけるとっかかりにしてくれたそうで嬉しい限りです。


人と人をつなげる、と言う目標に関してはすごく自信がありましたが、実際はそこまでうまくいきませんでした。

100 点満点で60点くらいの出来だと思います。

自分にしかできない、 自分に適した目標を見つけられたのに力不足感が否めません。

自分も意識的に活動できないこともありましたし、今後も部内広報って形で頑張り続けて欲しいです。



最近Netflixに追加されたアカギを見ながら書いたせいか、とても⻑い文章になってしまい ました。

こうやって文章にすると、誰に読んでほしい文章なのか全くわかりませんね。

読みづらいし個人的にこの内容気に入りません。岩浅くんのせいです。


ただ、最後にこうやって自分の考えていたことを伝えて終われる、こんな機会をくれたことにすごく感謝しています。 


⻑い文章を読んでいただきありがとうございました。









シャンクスは二人います。



筑波大学蹴球部

理工学群応用理工学類4年

諏訪奏太郎


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