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2021

#127 ドリブラーは常に前を向く(松岡知希/4年)


何が人をドリブラーたらしめるのでしょうか。

それは敵を置き去りにするようなスピードでもなく、皆が真似できないようなテクニックでもありません。それは俺こそが相手DFラインをドリブルで突破し、チームを勝たせるという強い気持ちを持つことです。


ドリブルはある意味失敗が前提になるプレーです。かの三笘選手も昨年のJリーグでのドリブル成功率は45%ほどでした。その他の多くのドリブラーであればもっと確率は低くなるでしょう。

仕掛けているときにボールをロストすれば、責任はすべて自分にのしかかってきます。仲間からの信頼を失うことになるかもしれません。

でも、ドリブラーであるならばそれでやめてはいけません。


別に「うまくいかないことを楽しんで」とか「困難な状況を喜べ!」とかいうつもりはありません。

でもそのうまくいかない困難な状況をきっちり受け入れ、誰よりもボールに触って、誰よりもドリブルと向き合って、諦めることなく挑戦していくこと、これがドリブラーで最も大切な心の部分になるんじゃないかなと思っています。


かつての名ドリブラーの言葉で締めます。


フィールドでプレーする誰もが必ず一度や二度、屈辱を味わわされるだろう。

ボールを取られたことがない選手など存在しない。

ただ、一流のドリブラーはあらゆる努力を払い速やかに立ち上がろうとする。

並のドリブラーは少しばかり立ち上がるのが遅い。

そして、敗者はいつまでもグラウンドに横たわったままである。



さて、今日も一グラにいこうか。



筑波大学蹴球部

医学群医学類4年

松岡知希


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