まずは簡単に自己紹介させていただきます。
筑波大学体育専門学群4年、今シーズンのB2チームでキャプテンを務めている津田啓生(つだひろき)と申します。ポジションはGKです。
先輩方や同期のように、後輩や読んでくださっている方のためになるような文章は書けないので、今の自分の思いを書き記したいと思います。
拙い文章ですが、お付き合いください。
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6敗2分26失点
これは私が大学に入学してから、今シーズンの前期までに私が出場したIリーグの成績です。
情けない結果です。
入学してから3年半も経っているのに、公式戦で1勝もできていません。
勝利には格別の喜びがあると思っています。その勝利の喜びは、自分がチームに貢献できた分だけ増します。
自分のサッカー人生を思い返してみると、チームの勝利にプレーで貢献できず、悔しい思いをたくさん経験してきました。
もちろん、応援席にいても、ベンチにいても、勝利は素直に嬉しいです。
けれど、やっぱり自分が出た試合で勝ちたい。勝利の瞬間をピッチの上で迎えたい。
その思いで今シーズンを迎えました。
しかし、怪我やコロナの影響、教育実習などでコンディションが上がらず、自分が納得できるプレーができませんでした。
Iリーグでも前期5試合中2試合に出場して、 1敗1分の2失点。数少ないピンチを救うことができず、勝ち点を逃す形となってしまいました。
よく、「失点はGKの責任じゃない」と言われますが、それを救うのがGKの役割です。その役割を果たせなかったことが、とてつもなく悔しいです。
このまま勝利を経験しないまま、大学サッカーが終わってしまうのではないかとさえ思ってしまっていました。
しかし、先日のIリーグでやっと勝利することができました。
最高の瞬間でした。
でもまだ 1勝2分6敗26失点です。
まだまだ足りない。何度でも勝ちたい。
引退まで残り約2ヶ月、B2チームの勝利のため、1試合でも多くピッチの上で勝利の瞬間を迎えるために、1日たりとも無駄にせず過ごしていこうと思います。
筑波大学蹴球部
体育専門学群4年
津田啓生