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2021

#109 歩み (黒江浩理/4年)

こんにちは。

筑波大学社会・国際学群国際総合学類4年の黒江浩理と申します。


最初に、この場を借りて感謝の気持ちを申し上げたいと思います。私たち蹴球部員にサッカーをする機会を与えてくれた、筑波大学関係者の皆様、関東大学サッカー連盟と茨城県サッカー協会の方々、蹴球部を応援していただいている皆様、誠にありがとうございます。


そして何より、私を21年間支えてくれた家族、楽しい時も辛い時も共に過ごした高校の同期、学部と蹴球部の仲間、ありがとうございました。


ブログを書く前に自己紹介をさせて頂きます。

1999年8月7日にタイ・バンコクで生まれ、幼稚園はカナダ、小学校は日本とオーストラリア、中高はバンコクで過ごし、大学で小学3年生ぶりに日本に戻ってきました。私は日本とタイのハーフであり、幼い頃から英語を中心とした環境で育ってきました。日本語の語彙力や文法は弱いので、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

サッカーと出会ったのは小学4年生の頃、父に誘われて公園でボールを蹴り始めたことがきっかけでした。実際、本格的に始めたのは中学2年の頃で、初めてクラブチームに入りました。そこから現在にいたるまでサッカーを続けています。


今回のブログを依頼されたとき、何を書くか悩みました。決して上手い選手でもありませんし、何かすごいことをやり遂げた経験もありません。しかし、私は長い海外経験を経て、違う価値観や考え方を持つ人と触れ合い、相互理解の重要性を学んできました。そこで、私がこれまで大切にしてきた考え方を共有し、こういう考え方もあるんだなと理解をしていただけたらと思います。

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‘I am not afraid of any types of bugs, animals, heights or people. But the only thing that scares me is laying in bed at the hospital when you are old, regretting all the things that you may wanted to do’


これは私が高校2年生の時、担当の教員から頂いた言葉です。

多くの人にとっては何も感じない言葉かもしれませんが、私の胸には突き刺さるような言葉でした。高校時代、私は将来について考えたこともなく楽観的に時間が経つのを待っていました。

しかし、修学旅行の時、先生と一対一で話す機会があり、話の流れで適当に“怖い物はあるか”と尋ねた際、上記の答えを頂きました。


ここで、このブログを読んでいる皆様、一度80年後の自分を想像してみてください。

その時、自分の人生を振り返ってやり残したことは無いでしょうか?

もう少し勉強や部活頑張れば良かった。もっとこの人と話せばよかった。あの時こうすればよかった。

後悔しそうな事はあるでしょうか?


私は先生と違って苦手なものは沢山あります。高さも、虫も、暗さも全て苦手です。

【上記英文参照】

しかし、私が先生からこの言葉を頂いて以来、先生と同じ様にやり残したことがあるということが一番の恐怖に感じるようになりました。



“後悔したくない” 


というより、


“挑戦せずに後悔したくない”、“夢を夢のままで終わらせたくない”


という気持ちが強まりました。



そのためには、チャレンジすることが大事だと感じました。


「どんな困難な状況に直面してもチャレンジ精神を忘れないこと」


私は自分にそう言い聞かせて、日頃から行動してきました。


例え、行動の結果が良くとも悪くとも、それは必ず、“価値”のあるものになるはずです。


振り返えれば、


自身のサッカー人生も、父と初めて公園で蹴る決断をしたから

仲良い友達も勇気をふり絞って話しかけたから

受験勉強の時、筑波大は難しいと言われた中、自分を信じて挑戦したから


今がある。


気づきにくい事かもしれませんが、私の“今”は多くの決断を行い、実行する勇気があったからこそであると思います。


勿論、この決断が最終的に正しいかは分かりません。

しかし、やらないよりはよっぽど得るものは大きいと思います。なぜなら、

サッカーを通じて仲間、チームワーク、繋がりが沢山出来たから。

友達を通じて、様々な価値観と触れ合うことが出来たから。

筑波大学で、私が興味ある国際的な問題に対する知識を深めることが出来たから。



英語で有名な名言があります。

Every journey begins with a single step

何事も最初の一歩から。


人は車と同様、勢い良く発進したら止まらないと思います。難しいのは、最初の一歩を踏み出すこと。前進すれば、必ずいい方向に物事は進むと信じています。


現在、何か行動を起こすことをためらっている皆様、是非最初の一歩を踏み出して見てください。自身の夢や目標に向かって歩き続けてください。達成できなくても、振り返れば長い道を歩いてきたことに気づくと思います。そしてその道のりで得てきたものは、その後の人生に必ず役立ちます。





現在、私は大きな夢を持っています。


【途上国における発展に関わること】


タイで経済的に苦しんでいる子供や大人を見てきた為、彼らに夢を与えたい。

彼らの生活を支えたい気持ちがあります。


私はサッカーを通じてこの夢を実現出来るかもしれませんし、全く異なる分野で挑戦するかもしれません。


しかし、この目標に向かって一歩を踏み出した以上、私は夢に向かって歩き続けます。





拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


筑波大学蹴球部

社会国際学群国際総合学類4年

黒江浩理



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