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2021

#107 ◯◯のために (管原侑希/4年)

はじめまして。

2021シーズン筑波大学蹴球部TSCチームのキャプテンを務めます管原侑希と申します。


平素より筑波大学蹴球部を応援していただき誠にありがとうございます。

また、このような状況下にも関わらず、私たちにサッカーをする環境を整えてくださっている大学関係者の方々、茨城県サッカー協会・関東大学サッカー連盟の方々並びにファン・サポーターの皆様、この場を借りて心より感謝申し上げます。


それでは、最初で最後になるかもしれない部員ブログを書いていきたいと思います。

拙い文章ではございますが最後までお付き合いいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。



とその前に、簡単に私の自己紹介をさせていただきます。


1999年8月21日宮城県仙台市生まれ東京都板橋区育ち

リオFC→本郷中学サッカー部→本郷高校サッカー部を経て、2018年4月筑波大学蹴球部に入部。好きなサッカーチームは浦和レッズ、座右の銘は「努力はあなたを裏切らない」。

このくらいにします。



お待たせいたしました。

私が今回書かせていただきたい内容は「◯◯のために」についてです。



 ――――――――――――――――――――――――――


皆さんは何か行動をするとき必ずと言っていいほど、「◯◯のために」という目的をもっていると思います。


例えば、中学や高校で勉強を頑張るのは行きたい大学に「受かるために」であり、社会人になってお仕事を頑張るのは

「お金を稼ぐために」・「日本社会をより良くするために」・「家族を養うために」など様々あります。


大事なのは、この「◯◯のために」という目的をしっかりと自分の中で確立し、いつ何時も振り返れるようにしておくことだと思います。なかなか結果を出せずに苦しんでいる時、物事が順調に進んでいる時など、どんな時でもここに立ち戻ることで、自分がこれから進むべき道を再確認することが出来ます。またこの目的は誰かに決めてもらうものではなく、自分自身で決めることが大切であり、それはどんなに些細なことでもいいのです。



私が今シーズンTSCチームのキャプテンをやる目的は「自分を変えるために」です。


チームを勝たせるためにじゃないのか、優勝させるためにじゃないのかと感じた人もいるかと思います。もちろんTSCチームを勝たせたい、優勝したいという気持ちは誰よりも強く持っていますが、その上で私はこの目的をもってキャプテンをやろうと決心しました。


このような考えに至った経緯を軽く話しておきます。


私が小さい頃は、よく人前に立って話をしたり、リーダーシップを執ってチームを先導したり、自分がやってみたいと思ったことは果敢に挑戦したりするような活発な子供でした。また何事も一番になりたい、他の人には負けたくないという気持ちも強く持っていました。


しかしその気持ちは歳を重ねるごとに薄れていき、今では失敗することを恐れたり、先のことを考えすぎたりして何事も躊躇してしまうようになり、またこれくらいでいいという限度を自分で設けてしまうようになっていました。それは話し合いの場での発言や、サッカーの練習・試合中のプレーにも表れていました。


そんな自分を情けなく感じ、次は頑張ろう、明日は躊躇しないでやってみようと考えるだけで結局は何も変わらないまま、気が付くと大学3年生の冬を迎えていました。


本当にこのままでいいのかな。自分がやってみたいと思うことをやらないままでいいのかな。先のことを考えるあまり何事も躊躇してやめてしまうような自分のままでいいのかな。


そんなことを考えている時に、私に選択のチャンスがやってきました。


「来シーズンTSCチームのキャプテンは誰がやるのか」


この話が現4年生の間で出始めた時、私は素直に自分がやりたいと心の底から思いました。

TSCチームに対して強い思いがあったのはもちろんのこと、自分自身に対しての期待も込めて、今しかない、これしかないと。


自分がずっと続けてきたサッカーだからこそ、もう一度自分が本当にやりたいと思うこと、考えるだけで胸がわくわくするようなことをやろう。

そう決心して「自分を変えるために」TSCチームのキャプテンに立候補しました。


これが私の今一番力を入れている「◯◯のために」であり、自分のこれまでのサッカー人生を賭けた大勝負だと思っています。




皆さんが今本気で頑張っていることの根本には、どんな「◯◯のために」がありますか?




今頑張って取り組んでいることがある人は、この「◯◯のために」という目的をいつ何時も胸に秘めつつ最後まで全力を出し切ってください。


また、まだ頑張りたいことが見つかっていない人、これから何かを頑張ろうと思っている人は、この「◯◯のために」という目的を必ず自分の中で確立したうえで全力を出し切ってください。


その「◯◯のために」という目的への思いの強さが、必ずや結果となって自分に返ってきてくれると思います。


私はサッカー人生のラストイヤーを筑波大学蹴球部が”再醒”するために、「自分を変えるために」、そして何よりこの”愛するTSCチームのために”全身全霊で戦いたいと思います。


今シーズンも筑波大学蹴球部に、またTSCチームに熱いご声援のほどよろしくお願いいたします。



筑波大学蹴球部

社会工学類4年

管原侑希


コメント
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カッツカツ正社員
2021-06-07 20:46:44

お父様がご友人の会社の社長が、菅原様がブログで書かれている内容が素晴らしいと、社報で紹介があったので熟読させていただきました。
お若いのにとても強い向上心をお持ちで感心しました。心に葛藤を抱いても前に進もうとする姿勢は自分だけではなく、周囲の人たちにも勇気を与えていることでしょう。未来になかなか期待が持てない時代でありながらも、近い将来に皆を牽引できるリーダーとして期待できる若者がいることを嬉しく思います。