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2020

#84 努力の質 (石川吉輝/4年)




平素より筑波大学蹴球部へのご支援、ご声援をありがとうございます。



本日はクリスマスですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

例年とは異なり、今年はクリスマスにもサッカーができます。

幸せなことだと思います。



これは本当に心の底から感じていることで、今年1年間を振り返れば、このコロナ禍の中で、制限があるとは言え観客もいる中でサッカーの公式戦が行えるというのは、大変幸せなことです。



今年が大学サッカーラストイヤーであった私からすれば、学連の方々や、関東リーグ前期期間中に試合運営の補助や他大学選手の送迎をしてくださった流通経済大学体育局サッカー部の選手やスタッフの方々をはじめとした、公式戦という環境を作り上げるためにご尽力いただいた方々には、感謝しかありません。


届くかはわかりませんが、この場を借りて感謝申し上げます。





今回、ブログを書く機会を最後に頂き、こんな自分に伝えられるのは何か非常に考えました。そして、自分なりに大事だなと思ったことを書き残していきたいと思います。




拙い文章ですが、お付き合いください。






まず、私のことをご存知でない方も多いかと思いますので、まずはじめに自己紹介させていただきます。

理工学群応用理工学類4年の石川吉輝と申します。

実は一度受験生応援企画で部員ブログに登場がしたことがあります。

受験生はモチベーションになると思いますし、それ以外にもサッカーをやっていて進路に悩んでる高校生の方々、是非読んでみてください。




「受験生応援企画~理系編~」はこちらから。

https://www.tsukubashukyu.com/blog/detail/id/16338





現在はTOPチームで活動していますが、当時一番下のカテゴリーであったB3(5軍相当)からTOPまで経験しました。

なかなか経験できないことだと思うので、この経験の中で感じたことを書いていきたいと思います。




1番下から1番上までいったこと。それは一見、華々しい成功体験のように見えるかもしれませんが、振り返ってみると嬉しいことよりも苦しかったこと、悔しかったことの方が鮮明に思い出されます。



1年生の時、フレッシュマンでの選抜メンバーで行う最後の試合であるB1青白(2軍との紅白戦。蹴球部では紅白戦のことをを青白と呼びます。)に高熱を出して出れなくてアピールできず、1番下のチームに配属されたこと。



2年生の時、Iリーグのチャンピオンシップで法政大学に負けたこと。また、その試合で、個人的に全く歯が立たなかったこと。



3年生の時、TOPチームで練習中にほぼピッチ全面で行う試合形式のトレーニングでメンバーから漏れ、端っこで数名で練習した時。

守備が出来なすぎて大学院生のスタッフの方にマンツーマンで指導された時。

その後B1(2軍)に降格し、Iリーグの残留決定戦で敗れ、2部に降格させてしまったこと。その試合で、自分が失点に大きく関わったこと。



4年生の時、TOPチームの公式戦でピッチ上に4年生がいなくなったこと。

試合になかなか絡めなかったこと。



思い返せば他にもここに書ききれないほどありました。その度に、もっと強くなろう、上手くなろう、次は見返そうと思って頑張ってきたつもりです。




でも、それって多かれ少なかれ誰にでもあるものだと思います。試合に出てる、出ていないに関わらず、誰もが様々な形で悔しさをバネにして頑張っているのだと思います。



もっと大きく言えば、サッカーをやっている人だけでなく、すべての人にあるものだと思います。

頑張ってない人は、勝手に淘汰されていくだけです。




みんな頑張っている中で、周りより強くなるためにはどうすればいいでしょうか。



それは”質を上げること”しかないと思います。



1年生の時も、もちろん頑張っていました。

でも、今振り返ると、頑張り方がよくなかったと思います。

自分の好きなプレーばかり練習して、欠点とは向き合えませんでした。




けれども、学年が上がるにつれて質の重要性に気づき、部の練習とは別に陸上の専門の方とトレーニングをしたり、睡眠や栄養について調べて取り入れたり、苦手だった筋トレを練習前に取り入れたりしました。



だんだんと質をあげれたことが、自分がTOPチームまでいけたこと、関東リーグで得点できたことの要因の1つだと思います。



こんなことを言っている自分ですが、4年間の中で、質を高く保てた時もあれば、継続できない時もありました。


それがとても心残りですし、現在TOPチームでなかなかメンバーに入れないという現実につながっていると思います。




そして、1番下から1番上まで経験してみて1番感じたこと。

それは、トップレベルの人ほど努力の質が高いということです。



その人たちに追いつき追い越すためには、努力の質を上げなければいけないということは誰にでもわかると思います。




幸いにも、蹴球部ではその質の高さを学ぶことができます。


TOPチームでスタメンで出続けている人の努力の様子を見たり聞いたりすることもできるし、フィジカルやメディカルの面でも各分野で豊富な知識をもっている人もたくさんいます。


試合映像も毎試合撮って共有されているので、自分の課題を抽出しやすい環境も整っています。



質を上げる環境はすぐそこにあります。


やるかやらないかは自分次第。



これを読んだ後輩たち、特に今下の方のチームにいる人たちの今後に期待するとともに、自分も今後も負けないように頑張っていきたいと思います。



また、TOPチームは残り1試合、関東リーグの試合を残しています。1部残留に向けて、少しでも上の順位で終えるため、勝たなければいけません。

引き続き、応援のほどよろしくお願い致します。



ご一読いただきありがとうございました。





筑波大学蹴球部

理工学群応用理工学類4年

石川吉輝




コメント
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s17
2021-01-13 19:55:43

同じ学類、体育会として誇らしいです。
4年間お疲れ様