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2020

#83 決断 (伊東寛紀/4年)



つくばの凍てつく寒さを経験するのも4年目となりました。

凍りついた足先でボールを蹴る痛さを経験しない冬は久しぶりです。

体への疲労感がない代わりに、卒論によって頭と心への負担が大きくのしかかっています。

無事卒業できると良いのですが … 。

全国の4年生、頑張りましょう!




引退して1ヶ月が過ぎましたが、1Gに向かわない日々は新鮮であると同時に少しの違和感を覚えます。

並木道を通る時、横目に映るその場所は「俺たちのグラウンド」から「大学のグラウンド」になってしまったことに多少の悲しさがあるとかないとか。




自己紹介がまだでしたね。

理工学群・社会工学類に所属してます、4年の伊東寛紀です。




ブログを書かせてもらえることを光栄に思います

と導入で書いている方も多数いらっしゃいますが、私は特にそんなことも思わず書き始めてしまっています。




字数稼ぎで内容がないことをつらつらと書いてしまいました。

でも、自分のブログがワンスクロールもしないうちに終わってしまったら恥ずかしいじゃないですか。




というわけで、ブログの本編を書いていく訳なのですが何を書こうかと悩んで悩んで。

そもそもこのブログは誰が読んでいるのかという疑問が生まれてしまいました。




普段から蹴球部を応援してくださる方々(日頃の応援感謝しています)、保護者の方々、部員のみんな。




この辺りの方が読んでいるのだろうという結論に至りました。

そんな方々に蹴球部がどうのこうのという話はつまらないだろうと思いましたので、自分自身がよく考えていることを書いて行こうかなと思います。


特段面白い話ではないので、興味がない人はブラウザを閉じていただいて大丈夫です。




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自分が捨ててきた道について考えることが増えてきた。

これまで自分の意思で多くのことを決めてきたと思い込んでいたけれど、それって本当なのか?




何のために大学に来たんだっけ?

何を思ってこの学部を選んだんだっけ?

なんでサッカー続けたんだっけ?




自分の思考を整理するのは苦手ではないし、それらしい理由を持って決断を行ってきた。(と思う。)

大学は地元を離れて1人暮らししたいなー、サッカーできる場所がいいな、親に迷惑かけたくないから国立だなー、筑波だ。とか。

受験科目が少なくて楽だし、就職も良さそうだから社工。とか。

サッカーは楽しいし、レベルの高い場所で挑戦できることはプラスになるはずだから部活に入ろう。とか。




このように、人生の分岐で、進む道を幾度となく決めてきたけれど、進む道を決めるということは、他の道を捨てていることなんだと最近よく思うようになった。



大学で部活に捧げた何千時間を他のことに費やしていたらどうなっていたのかな?

地元の大学に進学していたらどうなっていたのかな?



いくら考えてもどうなっていたかなんて分からないし、考えるだけ無駄なのかもしれないけれど、思考を止められなくなる時がたまにある。


今が充実していないからこういう思考に支配されてしまうのか??


いやいや、この4年間、筑波大学での、蹴球部での時間は自分にとって充実していたし楽しくて仕方なかった。




自分がこういう考えをしてしまうのはきっと、決断した時に見えていた道が少なかったからなんだろう。


分かれ道を進んだ後に、「あっ、そっちにも道はあったんだ」と気づいてしまったことがこのモヤモヤを生んでいるのだと思う。



今まで、何か決定をする時、自分の優先順位をかなえる選択肢のうち、一番上にあるものを選んできた。

例えるなら、検索窓に文字をうち、一番上にヒットしたサイトを見る感覚。



でも、一番上にヒットしたものが自分の本当に知りたい情報でない可能性があるのと同様に、優先順位をかなえる選択肢で一番上にあったものが自分にとって最適なものというわけではないのだと思う。


アマゾンのレコメンドシステムの如く、周りの環境や、今の状況を考慮したとき、おすすめの選択肢というだけに過ぎない。



今までの自分は、その選択を盲目的に最適なものと思い込み、決定を下してきた。他のとりうる選択肢を考慮できていなかった。



まぁ、要するに浅い人間だったということです。



これからは、取れる選択肢を全部出して、吟味しながら決断して行けたらと思います。

そうして下した決断なら、あとはその道が正解だったと思えるように努力していくだけですから。

(これは高校のコーチの押し売りですが。)



宣言通りつまらなかったでしょう?

でもここまで読んでくださり嬉しいです。

何かを決断するときの足しにでもなれば御の字でございます。



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PS

サッカーを通じて巡り合えた全ての方々、

サッカーが心底楽しいと思えたのはみなさんのおかげです。

本当にありがとうございました。




筑波大学蹴球部

理工学群社会工学類4年

伊東寛紀





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