自分のことを話すことは嫌いだ。
部員ブログの依頼が来るたびに未読無視と既読無視を繰り返してきた。
小さい頃から無口で真面目で優等生だったので、自分のことを表現することを好まなかった。
今の言葉を聞いて嘘だと思った人は「いいね」、思わなかった人は「リツイート」
たぶんリツイートのほうが多いかな。
はい。
ここ最近、4年生が怠ってきたために部員ブログの毎日投稿が続いている。みんなと被らないように「蹴球部の偉大な先輩方と現在の蹴球部の仲間」について書きたいと思う。
先ほども述べた通り、自分の感情を表現することはあまり好きではないので、こんな感情を伝える自分は最初で最後の貴重なものになるだろう。
興味ない人はここから先は読まないで「いいね」だけ押してくれれば大丈夫です。
ちなみにこのブログを出す前に同期のYoくんから太鼓判をいただいたので、高評価低評価ともにこちらのYoくん(https://twitter.com/yosoccer14?s=21)まで伝えていただければ幸いだ。
さて、前置きの字数稼ぎはここらへんにして、真面目な話をしないと怒られそうなのでここから本題に入ります。
「偉大な先輩と仲間」
自分には忘れない偉大な先輩が2人いる。
鈴木徳真さん(現徳島ヴォルティス)と小笠原佳祐さん(現ロアッソ熊本)だ。
2人の偉大な先輩と接する時間は短かったが、多くのことを学ばせてもらった。
徳真さんは自分が筑波大蹴球部を目指すキッカケとなった方だ。自分が高校3年生の時に西が丘で筑波大学の試合を見た当時、筑波大の選手は誰1人も知らなかった。そこで自分の目に一際輝いて見えたが徳真さんだった。その試合で初めて徳真さんを認識し、自分も筑波大を目指すことになった。つい先日J1昇格を決めましたね。おめでとうございます!
小笠原さんは自分が2年生の時は主将も務めていた。時には厳しく、時には優しくこんな自分に接してくれた。言葉で表現することは難しいが、本当に2人の方からは多くのことを学ばせていただいた。ありがとうございます。
他にも偉大な先輩はたくさんいた。4年生になったいま改めて感じることが多い。4年生になるまでは自分の思うがままに自分勝手に行動していたと思う。おそらくたくさんの先輩に迷惑をかけていただろうし、厄介者にされていたに違いない。
だが、そんな自分がラストシーズンを送るいま毎日のようにチームのことを考えている。チームは開幕3連敗と未だに勝つことができていない。勝てないチームに対する不満。試合に出場できない選手の不満。チームとして上手くいっていなのは明らかだった。眠れない夜は何日もあった。チームのことを考えるってこんなに大変なんだな。当たり前のようにチームのことを考えてた先輩ってすげーな。ラストシーズンを戦ういま心からそう思う。
ただ4年生になったからチームのことを考えるようになったわけではないと思う。もう1つの大きな理由はこのチームが好きだからだ。
20歳になったら飲みに行きたいと言ってくれる後輩。財布も持ってきてないくせに今日奢りですか?と確認する後輩。くだらない話をする同期。チームをまとめてくれるコーチ。自分はこのチームが大好きだ。この仲間とともに勝ちたい。
残された試合はたった2試合。たった2試合だがこの2試合が自分にとってはとても激アツだ。この対戦が決まった日の夜は興奮してなかなか寝つけなかった。1試合は順天堂大学との試合。順天には高校時代かえつ有明で一緒にプレーした後輩が3人いる。この3人との全面対決。残り1試合は同じ筑波大学蹴球部の1つ上のカテゴリーとの試合。今まで一緒にプレーした同期や後輩が何人もいる。
この2試合に16年間のサッカー人生の全てを出し切る。
小学生から始めたサッカー人生もついと終わりを告げようとしている。サッカーをしていなければもっと飲み会や遊びに行けたかもしれない。だが、サッカーを初めて大学まで続けた16年間に後悔はない。筑波大学蹴球部には同期を始めとしたかけがえのない仲間がたくさんいる。そのチームでサッカー人生を終えられる自分は幸せものだ。
最後になりますが、この22年間様々な方々に支えられた人生にひと段落がつきます。
小中高の友達、チームメイト、コーチ。蹴球部の先輩、後輩、同期。少年サッカーの子供、中学サッカー部の選手、その保護者の皆様。そして家族。たくさんの方々のサポートのおかげでサッカー人生の幕を閉じようとしています。
この場をお借りして感謝の言葉をお伝えしたいと思います。
みんな、さんきゅーな!
筑波大学蹴球部4年
理工学群社会工学類4年
浅香光哉