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2020

#68 またいつか (浅野卓麻/4年)

今シーズンを教育実習のためいち早く引退した浅野です。


サッカー人生終わったーってことをズラズラと書きます。大したこと書けないので作業の合間とかちょっとした休憩で読んでもらえたら嬉しいです。




引退してから一ヶ月弱。ここまで全く身体を動かさないことって多分自力で動けるようになった3歳ぐらいから初めてのことだろうなって。スイミングのベビースクールから始まり、なんなら身体が動かないときからひたすらこの身体を駆使していた人生だったなと感じます。


冒頭でも述べましたが、令和2年11月15日。僕は引退しました。最高の同期たちと、最後に楽しすぎるサッカーができた。悔いはありません。



「サッカー人生。まあ、楽しかったな。」



思うことはこれくらいです。正直。




小学2年生

僕は、練習中に目の前からボールを当てられて左目の視力が0.3になりました。蹴った相手も小2。人間の身体ってこんなに脆いのか。と。


「サッカーボールこえーなー。サッカーやめよーかなー。いや続けたいな。」


小学5年生

赤ちゃんの頃から続けていて全国まであと少しだった水泳。そして同じスイミングスクールに好きな子がいた。


「水泳の方が将来あるなー。サッカーやめよーかなー。いや続けたいな。」


中学3年生

全国大会まであと一歩で負けた。でも充実した3年間で結構満足。行きたい高校は、ずっと気になっていたハンドボールの名門。


「ハンドボールしたいなー。サッカーやめよーかなー。いや続けたいな。」


高校1年生

選手権まで残ったはいいものの2回戦で静学。まあ逆にキッパリ引退できた。大学で部活ってきついよな。そこまで実力ないしって考えながらサッカーの超名門筑波大学へ進学。


「サッカー同好会行こうかなー。それともサッカーやめようかなー。いやどうせなら蹴球で頑張ろう。」



ってな感じで、サッカー辞めるか迷ったタイミングはかなりありました。でもなんでだろう。どの岐路でも僕は本気でサッカーやる道を選んできました。プロサッカーは興味なし。同年代の全国大会とかも全く興味なし。


「サッカー好きだね。」-「まあ、多分好き。やるのは。」


こんなやりとり何百回やったことかって感じです。実際サッカー好きかって言われたら、もうどうしようもないくらい好きでみたいなことは言えません。


こんな感じで15年近くサッカーを続けてきました。高校受験もサッカー。大学受験もサッカー。卒業論文もサッカー。


まさに『サッカー人生』って感じだったけど、多分終わりました。多分。これだけ僕の生活の大部分を占めていたサッカーが無くなりました。多分。もう本気でやることは無いし、スカウティングやレビュー、フィットネス、陽の卒論にあったけどCT、マジできつかったTABATAとかFCT、全部もうやることは無いです。多分。


でも、これだけ長くて濃いはずだったサッカー人生が終わって、思うことは「まあ、楽しかったな。」だけなんです本当に。なんだったんだろう、俺のサッカー人生。


って考えるけど、多分俺のサッカー人生は、


"楽しかったサッカー人生"


に尽きるなと。てかこれしかないなと。もちろんサッカーを通して出会った仲間とか、自分自身が成長できた部分とか、サッカーが俺の人生に授けてくれたものって考えればいくらでもある。でも何より、一番は楽しさなのかな、と。とにかく楽しかった。


筑波入ってからも、試合出れな過ぎて腐ってた時もあったし、下のカテゴリーに落ちた時、周りは笑ってくれるけどそれが嘲笑なんだろうなとか思ってた時もあった、なんかみんな意識高過ぎてなんだこのサッカー集団おれ合わないなって思った時もあった。


でもそんなことも総じて楽しかったんです。なぜか。



「楽しければなんでもいいよね。」


って結論になるのかは自分でも分かりません。




でも多分、どうしようもなく好きとは言えない。でもなんか離れられなくて、とにかく楽しくて、人生に大きな産物を残してくれた、そんなサッカーに対する気持ちは“愛”だったのかな。と。





筑波大学蹴球部

体育専門学群4年

浅野卓麻




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