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2022

#142 「"夢"はありますか?」(星野航平/新4年)

初めまして。筑波大学蹴球部新4年の星野航平です。

蹴球部では昨年から副務を務めています。


主に蹴球部員に向けてこのブログを書こうと思います。



先日、中学時代に部活でお世話になった顧問とお話する機会がありました。

とても心動かされたことがあったのでここで伝えたいです。


自分の言葉が、思いが、生徒達の心の中に少しでも残る、その生徒達が大きくなってさらにその子供達に言葉や思いを伝えていく。顧問はそうやって自分の言葉や思いが時を超えて残されていくことが教師の“夢”であると語ってくれました。


卒業して十数年経った教え子から「先生が夢に出てきました。今まで忘れていたけれど先生に言われた言葉があったおかげで今の私があります。」という手紙と、その教え子の子供の写真が送られてきたとき、「“今日、この日”のために俺は教師をしてきたんだな。」「これが俺の“夢”だったんだな。」と心から思えたそうです。




顧問の「教師としての“夢”」の話を聞いてまず考えたことは、私にとって「蹴球部員としての夢」は何だろうということでした。


今の皆にとって、 “夢”やいつか来ることを願う“今日、この日”はどんな景色ですか?


蹴球部としての“夢”はビジョンやミッションに近いものだと思います。

「人の心を動かす存在」「大学サッカーを牽引する」

これに共感して、自分の中で解釈して、「自分の“夢”」にできていますか?



3年間蹴球部を内側から見てきた感想として、今の蹴球部には“夢”がない人が多いように思います。


ピッチ内ではそれぞれが確かに必死にプレーしている。でもその日その日に必死になっているだけではないですか?

ピッチ外の活動で“夢”をみてワクワクして活動している人がどれだけいますか?


全部が全部楽しい事ではない。

だけど、その先にある“夢”に向かって頑張ろうと言える人がどれくらいいますか?




きっと皆忘れているだけだと思います。

筑波大学蹴球部が天皇杯を勝ち抜いていく、大学生がプロを倒していく、あの快進撃に心躍り、“夢”を見た人も多いはずです。次は俺の番だと思って入部した人も多いと思います。


勝手に妄想にしていませんか?

その光景にワクワクして心が躍るのであればきっとそれは“夢”です。どんなものでもいい。


人の心を動かす存在になる、大学サッカーを牽引する、日本一、“夢”の姿はこれだけじゃない、それぞれの局活動、班活動、係活動、有志の活動でワクワクする“夢”はありませんか?


部員一人ひとりが思い描く各々の“夢”に向かっていく姿がきっと人の心を動かします。

きっとそういう集団が大学サッカーを牽引する。

きっとそういう組織が頂に立てる。私はそう思います。


自分が“夢”を語れる存在にならなければいけないことは百も承知です。

ここまでかなり上から目線なことばかり言ってきましたが、冒頭で書いたように私も顧問の話を聞いて初めて考えさせられた身です。


一緒に“夢”を見る1年にしよう、頂に立つその景色を夢見て、今シーズンが終わった時に“今日、この日”が訪れるように夢中になって駆け抜けよう。

苦しいときは絶対にある。でも、自分で思い描いたワクワクする“夢”のためならやってやれないことはないはずです。


準備はできていますか?

今からでも遅くはない。“夢”を掲げ、いつか来る“今日、この日”のために全力を尽くしましょう。


以上。

筑波大学蹴球部
体育専門学群 新4年
星野航平


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