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2021

#139 弱さ(加藤太一/4年)

皆さんこんにちは。


平素より筑波大学蹴球部へのご支援、ご声援誠にありがとうございます。


2021シーズン筑波大学蹴球部主務、TOPsubチームのキャプテンを務めました、加藤太一です。

4年間の大学サッカー生活を振り返って、感じたことを率直に書きたいと思います。




静岡県立藤枝東高校出身、一般入試を合格し筑波大学に入学しました。

フューチャーブルーのユニフォームを着て活躍したい、その想いで蹴球部に入りました。



筑波大学蹴球部での生活では、ことごとく自分の弱さを思い知らされました。


1年生から当時のB1チーム(2軍)に配属され、Iリーグにも多く出させていただきました。

その年のオフシーズンに初めてTOPチームに昇格しましたが、始動後すぐ怪我をしてしまい、そのまま降格。2年生のシーズンもB1チームで過ごしました。そして、3年生のシーズン。再びTOPチームに昇格しました。


もちろんわかっていたことではありましたが、TOPチームのレベルは2軍よりも圧倒的に高いです。

それを、実際TOPチームでプレーして、思い知らされることになります。自分の思ったようなプレーが全くできませんでした。

その中で自分は、周りからの評価を必要以上に気にするようになってしまいます。自分がチームの役に立っているのか、迷惑になっていないかばかりを考え、自信を持つことが出来ず、どんどん1人で考え込むようになってしまい、もっといいプレーは出来なくなりました。


結局、関東リーグ開幕直前に降格しました。


結局、なんとか4年生の関東リーグ最終節でベンチ入りすることは出来ましたが、試合に出場することは出来ませんでした。




主務を引き受けると決めた時も、周りからの評価を無意識に気にしていたと思います。


周りの同期からの「主務は太一でしょ」という評価があり、それを受けて自分も、主務は俺がやるしかないという勝手な使命感を持っていました。


でも、周りのみんなからはよくやってると言われたこともありましたが、正直、主務の仕事を言い訳にして選手活動を疎かにしてしまった瞬間もあったし、選手としての活動を言い訳にして主務の責務を果たせていない瞬間もあったと思います。




筑波大学蹴球部では、常に本気の部員が、本気でサッカーに取り組む集団です。


毎年プロ選手を何人も輩出しています。僕の同期も5人がプロの道に進みます。

その中では、ごまかしは通用しません。自分の甘さを、弱さを、非情にも突きつけられます。

この4年間は、そんな苦しい時間が長かったです。


でも、それを自覚して、解決しようともがくことが出来たことが、何物にもかえがたい経験です。


サッカーでプロになることは出来ませんでしたが、筑波大学蹴球部で経験したことを生かして、次のステージで、自分が選んだ道で、プロフェッショナルになります。

そして、プロサッカー選手になった同期にも羨まれるような人間になります。



ここまでサッカーを続けるにあたって、ずっと応援してくれた家族、自分が上手くなるためのヒントをたくさんくださった指導者の方々、チームメイト、友人全てに感謝します。



そして、今後とも筑波大学蹴球部への温かいご声援をよろしくお願い致します。

ありがとうございました。



筑波大学蹴球部

体育専門学群 4年

加藤太一


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