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2021

#116 自分のために (三沼慶太/4年)

まずこの場を借りて、蹴球部のスポンサー企業様、ファンクラブの皆様、蹴球部を応援・ご支援いただいているすべての方々へ厚く御礼申し上げます。 

今年も昨年と変わらずコロナ禍での非常に難しいシーズンとなっておりますが、尚更のこと皆様に支えていただいていることを強く感じております。 

今後とも蹴球部への変わらぬご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。


申し訳ありません。挨拶が遅れてしまいました。


平素より大変お世話になっております。筑波大学体育専門学群 4 年の三沼慶太と申します。

この度は私が部員ブログを書かせていただくこととなりました。 毎度部員ブログの冒頭で「稚拙な~・拙い文章で」と断り書きがあります。 

自分はそんな断り書きなんて書くものか! 

自信もってブログ書いてやる!

と息巻いておりましたが、例にももれず稚拙な文章となりました。

温かい目でご覧いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。


(ここからは少しラフに書いていきます!)


以前の部員ブログで同期の管原君が「○○のために」というタイトルで拙い文章を書いていましたが、同じようなことを書かせてもらおうかなと思います。 

ただテイストを変えるために、少し同期の氣田君が書いていたような感も出しつつの新たな境地を切り開いていきます。


決してマネではないですよ!! 良いとこどり!

申し訳ありません。 ふざけるのは、ここまでにします……。

 

僕は、人のために何かをすることがすごく好きです。 

その人のためになると思うとすごく自分の気分が良くなるから。

誰かに尽くしたいし、それで誰かが笑顔になるとすごく気持ちがいい。 

たとえ誰のためになってるか分からないことでも、その陰で誰かがいい気持ちで過ごせて いると思うと、心が満たされるのです。

 (こりゃあ自己満ですね、はい。でもまあそれでいい)


ただ、サッカーだけは唯一「自分のために」行ってきたものだった。


試合に勝つと嬉しいから。

成長を実感できるから。

できないことがあるとできるまでとこと んやるから。

単純に生きがいだから。 


いつの日か「プロ」を目指して本気で「自分のために」取り組むものとなっていた。


しかし、年齢が進むにつれて現実を知ったからなのか、はたまた別の理由なのか明確な理由は正直分からないが、プロを目指さなくなった。


「自分のために」行ってきたものが、いつの間にか「別の何かのため」に変わっていた。


プロの世界は安定しないから親に迷惑をかけないようにするため。

自分では到底かなわないため。


そう託けてプロの道から逃げていたのかもしれない。


自分は小学生の時から筑波大学蹴球部の部員にサッカーを教えてもらっていた。

そこから プロになるために漠然と筑波大学に入学することを目指してきた。

プロを目指さなくなった当時の自分なのに、なぜか進路を筑波大学から変えることはなかった。

心のどこかで燻っている何かがあったのか、当時の自分に聞いてみたい。


いざ入学してみると、「自分のために」サッカーをしている部員のなんと多いことか。

TOP チームの人たちはもちろん、どのチームにいようがプロを目指す人もいた。


それも圧倒的な熱量で。


いつの間にか自分が忘れていた感覚だった。

あの時の体が震えあがるような感覚を今でも覚えている。



「俺、いつから綺麗な理由探してプロ目指すことやめたんだろう」



何となく安定した道を生きて、何となく人が敷いてきたようなレールを歩いて、何となく死んでいく。


「いつからか自分のために生きてきてなかったなあ」

そう気づいたときもう気持ちは動いていた。



「自分のために」もう一度「プロを目指す」


大学の1年次に心に決めました。

大学3年生に上がる頃、TOPチームに昇格した。


そこで知ったこと。


圧倒的な力不足。

ついていくのに精いっぱいで、いつの間にか好きだったサッカーが楽しめなくなっていた時期があった。

誰にも相談できず、すごく苦しかった。 

メンバーに選ばれず、いつも公式戦の水汲みやサポート。

目の前で試合が行われているのに、そこに自分はいない。


届きそうで届かない。


一番悔しい環境にいつもいた。

また、自分の中でのサッカーへの考え方が揺らいでいく。


「サッカー楽しくないなあ」

「何のためにサッカーしてるんだっけ?」



何のため?



あれ?

また、「自分のため」にサッカーやってなくないか?


ふと何のためにと考えたことが幸いだった。

また失いかけていた「自分のために」を見つけ出せた。


元々知っていたことではあったが、自分はメンタルが弱い。


試合前は色々考えてしまって緊張するし、自分を見失うことが多い。

ミスしたら中々立ち直れない。

すぐに行動にブレが生じてしまう。


だからこそ、自分にはこの「自分のために」という原点に立ち返ることができる何かが必要なのだと大学に来て感じるようになった。


プロを目指す上でこの先も楽な道は一切無いし、安定は保証されていない。


それでも自分がどこまでいけるのかを知ってみたい。

行けるところまで行ってみたい。

大学でのサッカー生活もあと半年もない。


できることはとことんまでやる。

圧倒的な熱量で。



――――自分のために



拙い文章ですが、最後までご覧いただきありがとうございました。

僕は今後とも「自分のために」サッカーに励んでいきます。 

ただ、「自分だけのため」ではなく、自分がサッカーをする環境を整えてくださっている方々、 自分の人生に携わっていただいた方々や家族、同期、大切な人たちのためにもまずはこの大学サッカーに本気で取り組んでいきます。

皆様に良い報告ができるように、ここから再起して部員一同『再醒』に向けて頑張ってまいります。

今後とも筑波大学蹴球部へのご声援をよろしくお願いいたします。



筑波大学蹴球部

体育専門学群4年

三沼慶太



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