平素より筑波大学蹴球部へのご支援、ご声援ありがとうございます。
今回、卒業するにあたり部員ブログを書かせていただく機会をいただきました
体育専門学群4年渡邊陽と申します。
まずはコロナ禍の中、学連、流通経済大学サッカー部の皆さんを始め、多くの方々のご尽力のおかげで公式戦を戦えたことに感謝します。
ありがとうございます。
ありきたりな文章になってしまいましたが、お時間のある時に読んでいただければ幸いです。
2021年を迎え、長いようであっという間な大学サッカーの終わりが近づいてきました。
4年間を振り返ると、様々な思い出があります。
4年間を振り返って書くことも考えましたが、今回は決して忘れることのできない2020年のことを振り返ってみようと思います。
2020年 今生きている世界中の人が決して忘れることのできない年になりました。
来年は4年生として大学サッカー最後の年を頑張ろうと意気込んでいた2019年12月。
その時は、まさかこんな年になるとは想像できませんでした。
そんな1年を一言でいうとただただ苦しい1年でした。
活動自粛になり、先が見えなかった日のこと。
緊急事態宣言が解除され、他大学が練習を再開するなか自分たちは思ったようにすぐに全体で活動することができなかった日のこと。
試合に全然勝てずどうしたら勝てるのか考え続けたこと。
ピッチに4年生の姿がない試合が訪れ、みんなで励ましあったこと。
「今年の4年生しょぼいな」と何回も言われ、みんなで「見返してやろうよ」と言い合ったこと。
メンバーから外れ、試合の準備をしている仲間の隣で悔しさを抱きながらトレーニングをした日のこと。
悔しさを押し殺しながら、試合に向かうバスを見送った日のことなど
悔しく苦しい時間が多く出てきます。
正直にいうと心の底から嬉しい想いをした日は今年は一度もありませんでした。
しかしこんな1年を最上級生として過ごした時間は間違いなく僕の財産です。
そして、もう一つの大きな財産は共に過ごした仲間です。
メッセージカードを書いてくれたり、試合に向かうバスを見送ってくれる仲間がいたこと。
全然勝てない中でも、いろいろ考え新しい応援の形を表現してくれた仲間がいたこと。
無観客試合はリモートで、有観客試合では試合会場で応援してくれた仲間がいたこと。
そして関東リーグ最終節を大晦日にも関わらず、帰省せずにたくさんの同期が会場まで応援に来てくれ、最終戦を戦えたことは幸せでした。
本当にありがとう。
主将として1年間チームをまとめてくれた知久。
どんな状況でも常にチームを盛り上げてくれた田嶋。
長期離脱の怪我を負いながらも前を向き続ける姿勢をみせてくれた窪田。
チームのことを一番に考え、一枚岩になることが大事なんだと教えてくれた増渕。
大きな怪我をしても一切弱音を吐かず、努力していた手塚。
苦しい状況でも常に前向きでいた生地。
努力が結果として現れる瞬間をみせてくれた吉輝。
どんなに疲れていても毎日1対1の練習をし続ける人で、実は僕が同期で1番尊敬している駒崎。
大けがを負い、一足先に大学サッカーの終わりを迎えても、自分にできることを全力でやるといってくれた賜コーチ。
みんなから学ぶことは多かった。
自分たちは力がなく、強い筑波にすることはできなかったし、いろんなことを言われ続けた1年だったけど、みんなともがきながら励ましあい過ごした日々を忘れることはできない。
この日々は一生の財産です。
ありがとう。
最高の仲間だった。
4年間当たり前のように近くにいた同期との別れは寂しいです。
別れが近づいてきた今、強く実感します。
2021年の自分はどんな生活を送ることになるのかまだわかりません。
ただどんな道になっても、これまでの人生で感じたことを生かして一生懸命生きていきたいと思います。
最後にこの場をお借りしてお世話になった方々に感謝の気持ちを述べたいと思います。
家族、小中高のコーチ、チームメイト、友達、先生など多くの人に支えられ、今の自分があります。
試合のたびに連絡をくれた人がいたこと、不定期に連絡を頂き、気にしてくれる人がいたこと。何気ない一言にたくさん救われ、支えられました。
皆さんの応援が大きなパワーとなっていました。
本当にありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後とも筑波大学蹴球部を何卒よろしくお願い申し上げます。
筑波大学蹴球部
体育専門学群4年
渡邊陽