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2020

#87 サッカー人生を振り返って (大谷智紘/4年)



平素より筑波大学蹴球部を応援してくださっている皆様、誠にありがとうございます。


まずは自己紹介から。


筑波大学体育専門学群所属、大谷 智紘(おおたに ちひろ)と申します。

僕自身、3年生まではプレイヤーとして活動していました。

しかし、4年生は休部させていただき、一昨年に蹴球部を卒部した木村さんが企業した、Aruga株式会社に勤めさせていただいておりました。

僕は卒論でも「一文が長くて読みにくい」と教授に注意されているので、なるべく読みやすい文章を心がけます。

(文字で考えを表現することが如何せん苦手なので、ご容赦ください。)


では自己紹介はこんなところで。


これから書く内容は僕のサッカー人生を振り返り、その中で感じたこと、学びを整理するようなものです。


このブログを開いてくださるであろう約250名の方。

うち、蹴球部のOBやファンの方約4割、現蹴球部員約4割、その他僕の親族や知り合いの方2割。(あくまで予想です)


その中でもこの内容に興味がある方は約3割に満たない方かなと思います。


なので、せめて読んでくださる80名弱の方の心を少しでも動かせたらなぁと思います。


では。






ーーーーーーーーーーー





僕はサッカーがすごく好きな少年でした。

小学生3年生からサッカーを始め、小中高と、とにかくサッカーが好きで、サッカー以外は何もないような少年でした。


そんな少年が筑波大学に入り、相変わらずサッカー部に入り、一つ気づかされたことがあります。




僕は「プロのサッカー選手になる」という夢を一度も"本気で"持ったことがなかった。




この事実は周りの選手たちを見れば一目でわかります。


なぜなら、サッカーに費やしてきた時間や、練習での努力の仕方、または練習以外の時間の使い方に現れていたから。


その結果、僕は当たり前のように3年間を一番下のチームで過ごしました。

これまでの差はそう簡単には埋められません。



1年目は非常に悔しく、なぜ評価されないのかが理解できなかった覚えがあります。

試合に出ても何かできる選手ではなかったと、今となっては慢心だったなと反省しています。


2年目は自分の実力を理解してきて、何を改善するべきかが見えたような気がしました。


そして3年目、監督のやりたいサッカーにマッチしたという運の良さもあり、試合に出場できるようになりました。


そして4年目、ここで選手は引退。


3年で選手活動を終えた自分はなぜか満足感がありました。


その要因を考えた時、気がついたことがあります。




それは、僕にとってサッカーは「僕を他人と繋げ、僕の世界を広げてくれるもの」であったということです。




蹴球部でのサッカーを通じて新しい人々と出会い、今まで知らなかった世界を知ることができたのです。

プレーするよりもワクワクする世界を見つけられるという、本当に幸せな経験ができたからこそ、3年で満足することができたのだと思います。



サッカーは「する」ことのみで成立しているわけではありません。

それを支えるトレーナーやコーチの方、応援にきてくださるファンの方、蹴球部を引退したOBの方など、その全ての人々が「サッカー」を介して集まってきています。



蹴球部の「サッカーを介してさえすればどのような多様性でも受け入れる」という考え方は僕に多大な影響を与えました。

また、このような考え方があるからこそ蹴球部を卒部した先輩方は幅広い分野でご活躍されているのだなと思います。



それゆえに、蹴球部で活動している中で出会える方々は本当に現場で活躍されている方が多いです。

蹴球部には、サッカーをプレーする以上に価値を得ることができる環境が整っています。




そのおかげで僕は、蹴球部の活動を通して、


「サッカーでつながる人間関係から、生活が豊かになり、夢が広がる」


という非常に貴重な体験をすることができました。


これも、ただなんとなくサッカーに取り組んでいたのではなく、本気で向き合おうとしていたからこそ得られた人間関係出会ったのだろうと思います。



多分、ただテキトーに毎日の練習に取り組んでいるだけでは、誰もその人に興味を持ってはくれません。

何かしらに本気で取り組んでいるからこそ、その人に興味が湧いてくるのだと思います。



現状、特に後輩は、”将来やりたいこと”が見つかっていない人もいるかもしれません。

そういう人は、焦らず、サッカーに打ち込んでください。

その取り組みの中で、本気のあなたに興味を持ってくれる人が集まり、さまざまな貴重な繋がりから新しい世界が見えてくると思います。




現在僕は蹴球部の先輩である木村さんの興した事業に惹かれて手伝わせていただいています。


その事業にも本気で取り組むことで、様々な人と出会うことができ日々本当に価値のある体験をさせていただいています。



これからも、まずは自分が本気で取り組み、その中での出会いを大切にしていくことを意識し、自分自身ワクワクするような体験をしていけたらと考えています。




以上になります、拙い文章でしたが最後まで読んで頂いた方、誠にありがとうございました。


今後とも、筑波大学蹴球部の応援のほどよろしくお願い致します。






筑波大学蹴球部
体育専門学群4年
大谷 智紘





コメント
名前

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masashi hara
2020-12-29 17:19:42

これからもよろしくお願いします。
きっと良き社会人として、人生を楽しんでください。