はじめまして。
筑波大学蹴球部4年の神山知敦(かみやまともあつ)と申します。
私事ですが、12月26日の試合をもって、4年間の蹴球部生活から引退いたします。
今回はそんな1人の部員の思いをブログという形で綴らさせていただくわけですが、お付き合いいただけると幸いです。
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蹴球部を引退する。これはすなわち、僕自身にとってのサッカー人生の終わりを意味します。
たまにどこかでボールを蹴るときはあるかもしれないけど、「いつもサッカーが中心にある生活」はあと1週間で終わります。
そんな中でブログの執筆依頼を受け、どのテーマで書こうかと色々なことを考えました。4年間の振り返り、B1チームへの思い、最終節への意気込み。いずれもうまく言葉にできません。
そこで今回は、自分のサッカー人生で少なからず刺激を与えてくれた1人のライバルについて書きたいと思います。
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そいつは高校のサッカー部でのチームメイトであり、今もカテゴリーは違えど、筑波大学蹴球部のチームメイトでもある。
中学まで剣道部に所属しており、サッカー未経験者だったそいつは、高校進学を機に、サッカー部に入部してきた。
地区予選も突破できないような高校ではあったものの、そいつが試合で活躍するのは厳しいだろうというのが周りの評価。
しかし、彼は毎日遅くまで自主練に励み、ものすごいスピードで成長し、少しずつ試合にも絡むようになっていった。
とても焦った。自分とそいつとのサッカーへの向き合い方の差に。
なんとなくこなしてしまうパスコン。外してもなんとも思わないシュート練習。一つ一つの練習に向き合うことができていますか?
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時は流れ、大学生活3年目の秋。蹴球部の1番下のカテゴリーではあるものの、そいつと3年ぶりにチームメイトになった。
そいつは更に成長していた。同じボランチとしてスタメンの枠を争い、そいつの一つ一つのプレーを意識するようになっていた。
絶対に負けない。
そんなことを思いながらプレーしていたあの半年間は、自分のなかでとても印象的な半年間であった。
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このように、1人のライバルの存在が、僕のサッカー人生を語る上では欠かせない要素のひとつとなっています。
サッカー人生最後の試合、対戦相手はB2チーム。そいつを含め、これまで切磋琢磨してきたライバル達との試合。これも何かの巡り合わせでしょうか。
最高のプレーで最高の試合を。
引退を控え、そんなことを感じるところです。
大変個人的な話となってしまいましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
今後とも筑波大学蹴球部への変わらぬご支援・ご声援の程、よろしくお願いいたします。
筑波大学蹴球部4年
人間学群教育学類
神山知敦