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2020

#75 終着点 (柏原義央/4年)



はじめまして。

筑波大学蹴球部4年の柏原義央(カシハラヨシヒサ)です。


今回は部員ブログということで、このような機会はめったにないと思うので、できるだけ自分の言葉で書こうと思います。


今回自分が書こうと思うのはどちらかというと内向きかつ過去の自分に言いたい話ですが、暇なときに読んでくれると嬉しいです。




本題に入ります。


スポーツや習い事、仕事など何かをする際それには終わりがあることが多いと思います。

蹴球部でいえば引退。


終わりがあるということは、それをやる時間・やれる時間には限りがあるということです。

蹴球部でいえば4年弱の期間。




今いる蹴球部員はそのたった4年弱の時間をサッカーに捧げられているのか。




蹴球部は現在ピッチ内での活動はもちろんピッチ外での活動も注目されています。

どちらも蹴球部が勝つことを目指し活動が行われているはずです。

ということは常に高いレベル、上を目指し活動をしているということだと思います。


蹴球部的にいうと「自分史上最高」を目指してということです。

自分はこの言葉が本当にしっくり自分の中に入ってきました。

それは今まで普通のサッカー人生を歩み、いろんな人から教わった技術・知識でどれくらい上まで行けるのかを知りたくて蹴球部に入ったから。


多分他の部員も全員が上を目指して入部したでしょう(ピッチ内外の活動を問わず)




でも「実際」「現状」「今」どうですか?


ただの仲良し集団になっていないですか?

上のカテゴリーの選手には勝てないとあきらめていませんか?

生活環境を言い訳にしてませんか?

サッカー以外のところを言い訳にしていませんか?



もちろん仲良くやるのは大切だし、いいコミュニケーションが取れないといいチームにはならない。

でもその中に真剣な競争がないとチームとして上にはいかない。



仲良し集団で満足してたら終わりです。

仲良くしてるあいつも隠れたところでトレーニングにして力をつけてる。

自分がいろんな言い訳を探している間にあいつは


 アップを入念に行い


101%で練習に取り組み


 1つ1つのプレーに神経を集中させ


 コミュニケーションを積極的に取り


 練習後はケアを怠らず


 ご飯はバランスよく食べ

 睡眠時間をしっかり確保し


と、練習と練習以外の時間で常に成長している。 

(学校のテストとかでもやばいとか焦ってるふりをしている人でもちゃんとテスト勉強してることのほうが多い気がします。)



結果、どんどん差が開き気づけば手遅れです。



そうなると最終的にどうなるのか。

上を目指すのをあきらめて現状の立ち位置で満足

試合に出れなくても楽しいから満足

そのまま引退。

4年弱なんてこんな感じにあっけなく終わります。

要するにはたから見ると言い訳しているだけですね。めちゃめちゃかっこ悪い。


自分はこんな感じにネガティブに考えがちなので、こうならないように努力したりできなかったりの4年弱でした。



一番下のチームからスタートした自分は特にこういう人たちを多く見てきたと思っています。

日本一を目指す集団として毎年これが繰り返されているのはよくないことだと思います。

これを読んだ部員が少しでも変わって未来の蹴球部が良くなってくれれば大満足です。


もう一度自分史上最高とはどのような状態なのか考えてみてください。

それは今までの高校までの自分よりもいい状態ではなく、この4年弱の期間を使ってこれ以上成長できない、というレベルのことだと思います。



まだ蹴球部でやれる時間が残っている部員には残りの時間を無駄なく、そして多くの時間を犠牲にしてでも史上最高の状態で終われるように頑張ってください。

そうするだけの価値のある組織だと思います。


最後に、今までのサッカー人生を支えてくださった家族、仲間、指導者、すべての人に感謝します。

本当にありがとうございました。






筑波大学蹴球部

理工学群社会工学類4年

柏原義央




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