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2018

受験生応援企画~vol3~【医学類】
                   


受験生応援企画第3弾は、お待たせいたしました、医学類の登場です!

受験勉強のヒントがたくさん詰まっていますので、
医学部を目指す高校生だけではなく多くの高校生に読んでいただきたい内容です!



インタビュワー:加藤零太 (医学類2年・名古屋高校出身)
 対談者:藤川晴基 (医学類3年・高田高校出身)    
宮﨑裕大 (医学類2年・サガン鳥栖U-18(鳥栖高校)出身)    
猪ノ口虎太 (医学類1年・岩手県立盛岡第一高校出身)


加藤)じゃあまず筑波大学医学類を志望した理由を猪ノ口から教えて。


猪ノ口)医学部を志望したのは、将来忙しく過ごせた方がいいかなっていうのがあって。
筑波大学を志望したのは、やっぱりサッカーがしたかったから。
岩手出身の蹴球部員を全員知っていて、
話を聞いたうえで彼らと一緒にサッカーをやりたいと思ったからですね。


加藤)現役の時も筑波の医学を受けたの?


猪ノ口)現役の時は東大の理科Ⅱ類を受けました。


加藤)医学じゃなくて?


猪ノ口)頑張れば医学(理科Ⅲ類)行けるかなあみたいな気持ちがあって(笑)。
まあそんな気持ちじゃ無理だっていうのを思い知りました(笑)。     
筑波の医学類を目指し始めたのは浪人した5月くらいからです。


加藤)みやは?


宮﨑)筑波に来た理由は、ユースのトレーナーやジュニアユースの監督、
高校の体育の先生がみんな筑波出身で、
筑波を身近に感じていたから。

最初はトレーナーをしようと思って体育専門学群を受けようとしていたけど、
成績も上がってきて医学行けるかなって思い始めて、
そこから医学に変更した。

現役の時は筑波を受けるには点数が足りなくて佐賀大学の医学部を受けたけどだめで、
浪人して筑波の医学類に受かってっていう感じかな。


藤川)浪人中もずっと筑波の医学?志望校のレベルを上げたりすることもなく?


宮﨑)筑波が俺の中で限界なところがあって(笑)。    
ユースを夏で引退した後なんかは模試でどの大学の医学部も良い判定が出なくて、
一度医学を諦めて筑波の社工(社会工学類)とか阪大(大阪大学)とかに行こうとした時期もありました(笑)
紆余曲折しましたね(笑)。


加藤)晴基くんはどうですか?


藤川)俺は医学部行くのが既定路線だったかな。
親が医者、兄貴も医者、
中学受験して入った中高一貫校も東大京大か医学部を目指す子が多い学校で、
中学から高校に進むときには医学部を目指してたわ。

中学ではバリバリにサッカーやってきてて、
高校でも強豪に行ってバリバリにサッカーをするっていう選択肢もあったけど、
サッカーは大学行ってやればいいかなって漠然と考えてた。

いざ高校3年になって志望校を決めるときに、
兄貴に「筑波大学だったらサッカー強くて、医学部でもサッカー部は入れるらしいぞ」って聞いて、筑波に決めた。

「国立大学の医学部でも大学トップレベルでサッカーが出来る」環境が
日本の中で筑波しかないなあと思って。
小中高と親を始めとした色々な人の支えで頑張って来られたサッカーを、
大学でも頑張れたらというのをモチベーションにして、
受験勉強を乗り越えたね。


加藤)僕もそんな感じです。
ジュニアユースのコーチが筑波の蹴球部のOBで、
その人の話を聞いて中学の頃から筑波でサッカーしたいっていうのが何となくあって。
それで調べてみたら、筑波には医学類もあったので、そこで決めましたね。



加藤 零太(2年)





加藤)みんな受験前、サッカーはいつまでやってましたか?


猪ノ口)僕は選手権までやってました。
選手権まで残った3年生は僕一人でしたけど(笑)。


宮﨑)俺はクラブユースが終わって夏でやめたね。
Jユースには出ずに勉強って感じかな。


藤川)俺は高2の冬に一回やめたけど、
卒業式で先輩の涙に感化されて3年になってもう一回始めた。
で、インターハイまでやって、そこから受験勉強かな。


加藤)ここから受験勉強のことについて聞いていこうと思います。    
まずみなさん、予備校行ってましたか?


猪ノ口)現役の時は行ってなくて、
浪人してから盛岡中央ゼミナールに行き始めました。
ずっとしっかり勉強できるのと、
先生に助けて貰えるっていうのが大きかったですね。


宮﨑)俺は北予備(北九州予備校)。
寮には入ってなかったから、
夜10時くらいまで勉強して、家に帰ったらすぐ寝て、また朝行くみたいな。
家では勉強は全然やらなかった。


藤川)俺は高2の冬に一回サッカーをやめてから、
英語は河合塾、数学は地元の小さな塾に行ってたかなあ。
河合塾は先生が良いっていうのもあるけど、
自習室が良いっていうのを聞いてたのもあって(笑)。
それ目的なところもあった(笑)。


加藤)この中で推薦入試受けた人いますか?


藤川)受けたよ。落ちたけど(笑)。
推薦入試って学校で1人のやつだよね。


加藤)その高校の筑波の医学への合格実績によっては3人くらいにまで増やせるらしいですけど、
基本的には1人ですね。
僕も受けました。
はるきくんは受かりそうな感じありました?


藤川)ノーチャンよ(笑)。
問題が難しすぎる(笑)。


加藤)一般入試の問題よりだいぶ難しいですよね。


藤川)学校の先生に見せたけど、
「これはお前らには絶対無理」って言われたわ(笑)。
まあ面接練習としては良かったかな。


加藤)僕も面接練習と2次試験の練習として受けた感じはありました。
ちなみにみんな面接で何聞かれた?


猪ノ口)志望理由と、高校で頑張ってきたことくらいですかね。
あとは世間話みたいな。


加藤)筑波はあんまり特殊なことは聞かれないよね。


藤川)15分くらい話してれば終わる感じだね。


加藤)面接の対策はしてた?



猪ノ口)予備校で2~3回やってもらっただけで、
後はあんまりしてませんでしたね。


宮﨑)俺は佐賀大に後期日程で出してて、
それで自己推薦書を書いたりしてたから、それが対策になったかな。


加藤)はるきくん何もやってないですか?


藤川)何もやってない。コミュ力が全て(笑)。
自分が言ったことに関して深く聞かれるだけだよね。


加藤)自分の中で伝えたいことの整理がしっかりついてれば大丈夫ですよね。


藤川 晴基(3年)





加藤)じゃあ次にセンター試験の勉強について聞いていきたいと思います。


猪ノ口)国語はひたすら問題集を解いてました。
過去問とか、大手予備校が出してるセンター対策の問題集をやってましたね。

数学は東進の問題集だけ解いて、後は2次試験の勉強してました。
センターの勉強ばっかりしてると2次の問題が解けなくなるので。
だから2次対策メインで、
ちょっとセンターの問題をやるって感じでした。

理科はセンター対策としては特に何もしてないでずっと2次の勉強ですね。


加藤)社会は?


猪ノ口)国語と一緒でひたすら問題解いてました。


加藤)ちなみにみなさん社会の選択は何ですか?


猪ノ口)宮﨑)藤川)加藤)地理


加藤)何で地理にしたんですか?


藤川)覚えることが一番少ないって言われて。
グラフは覚えといたらいけるって教えられた。
俺らの年はグラフ全然出なかったから全然点数取れなかったわ(笑)。


宮﨑)俺も地理だけ全然点数伸びなかったわ(笑)。
浪人しても70点台(笑)。


加藤)みやはセンターの勉強はどんな感じ?


宮﨑)俺は現役の時はひたすら過去問で、
浪人の時は予備校のテキストかなあ。

浪人の時は毎朝予備校で小テストがあって、
そこでセンターの問題も出てたからそれをやってた。
それが1年分貯まっていったから教材には困らなかったな。


加藤)はるきくんはどうですか?


藤川)俺は11月までは推薦入試があったのもあって2次試験の勉強してた。

ちょうどセンター1ヵ月前から、
1日1年分、全科目の問題を解き続けたね。
10年分くらいの過去問と、予備校が出してる予想問題集みたいなのを合わせたら
1ヵ月分にはなったから。
スピードも上がるし、経験値も上がるし、
俺はそれが一番いいと思う。

国語は問題解いて解説をひたすら読んでた。
数学と理科は2次の勉強してれば解けるようになった。


加藤)僕は生物選択なんですけど、
みんな物理選択ですか?


猪ノ口)宮﨑)藤川)うん


加藤)センターの物理は簡単でしたか?


藤川)うん。過去問も5回やって4回は満点取れるみたいな。


加藤)物理選択で医学部入った後、困ったこととか無いですか?


藤川)何もない(笑)。
生物で入った方がお得感あるっていう話は聞いてたけど、
実際そうでもなかったよね。


加藤)生物は暗記がほとんどですからね。
僕は逆に大学の基礎科目の物理の授業が何も分からなくて焦りましたね。


藤川)生物は覚えたらいけるからな。


宮﨑)こいつ(加藤)大学の物理のテスト前に
教科書の例題くらいの簡単な問題必死で解いてましたからね(笑)。


加藤)物理選択の方が良かったかな…

宮﨑 裕大(2年)




加藤)次にセンターの得点率を教えてください。


猪ノ口)現役の時は83%前後でした。


加藤)その時は東大1本?


猪ノ口)現役の時に一回医学も考えたんですけど、
学校の先生に相談したら、
「お前みたいな適当な奴に医学に行ってほしくない」みたいなニュアンスのことを言われて(笑)。

それで東大行ってやろうと思ってたんですけど無理でしたね。
で、浪人して、91~92%まで伸びました。


加藤)みやは?


宮﨑)現役の時は85%くらいで、
浪人して92%まで伸びたかな。


加藤)はるきくんは?


藤川)90%あるかないかくらい。
800点ちょいやったかな。


加藤)800点が一つの基準みたいなところありますよね。


宮﨑)800点がラインやと思ってたもん。
800点超えればまあ行けるかなと。


加藤)じゃあセンター終わってからの2次対策について教えてください。


猪ノ口)英語はずっと過去問解いてました。
予備校にある筑波の過去問を、1989年とかまで遡って。


加藤)みやは英語何してた?


宮﨑)英語はフィーリングで解いてたから、
浪人したときはこれ以上伸びる気がしなくて、
あんまりやってなかったかな。

英語よりも他の科目の勉強をしてた。
予備校の直前講習とかもあんまり取ってなかったね。


加藤)みやは帰国子女だっけ?


宮﨑)3、4歳の頃に少しアメリカにいた。


藤川)いいなあ~(笑)。頭の奥底に感覚があるわけや。


加藤)はるきくん何してました?


藤川)塾のテキストの復習してたかなー。
新しいことは何もしてない。
俺高3まで文法を知らなくて、単語の意味をつなげてフィーリングで解いてたから。


加藤)帰国子女でもないのに?(笑)


藤川)そうそう(笑)。
で、高3で文法を知って、おぉ~ってなって(笑)。
だから文法の復習をけっこうやってたかな。
過去問も3年分くらいしかやってないと思う。


宮﨑)筑波の英語はそんなに難しくないからね。


猪ノ口)でも僕の時は結構難しくなってましたよ。
これから先はどうなるか分からないですね。


加藤)数学はどう?


猪ノ口)新しい問題を解くというよりは、
前にやった問題を繰り返し解いてました。
塾でもらった問題とか、過去問とか。
それで十分でしたね。


加藤)みやは?


宮﨑)過去問と、塾のテキストかな。
基本的に塾のテキスト中心にやってたから、
他の教材には手を出さないようにして。
特に筑波っぽい問題を選んでやってたかな。


加藤)はるきくんはどうですか?


藤川)センターの勉強始める前にやってたことを復習してたかな。
結局俺は全部の科目そうやったと思う。

センター終わってから新しいことは一切やらずに、
塾のテキストと、青チャート。
高3始まってから青チャートを全問やって、
間違えた問題を記録して、繰り返しやってた。

俺の勉強部屋の壁にはバァーっと問題番号が書かれた紙が貼ってあったね。
学校の先生には、正解したページは破って捨てろって言われてたけど、
俺にはそこまでのメンタルは無かったな…(笑)。


加藤)僕も青チャートでしたね(笑)。
3周くらいしました。


藤川)とりあえず同じ問題を繰り返しやることが大事だよね。


加藤)理科はどう?まず物理から。


猪ノ口)物理も忘れないように復習だけでしたね。
浪人すると理科はある程度固まるから。


加藤)物理は定番の問題集があるの?


猪ノ口)エッセンスやって、


藤川)エッセンス! やったわ~(笑)。


猪ノ口)で、良問の風とか、


藤川)良問の風!!! やったわ~(笑)。


猪ノ口)で、名問の森ですね。


宮﨑)藤川)なつかし~!!!やったわ~(笑)。

(インタビュー、今日一番の大盛り上がり)


藤川)名問の森エモいわ~


宮﨑)俺それ全部持ってたわ。
でもそう考えると物理に関しては色々手を出しすぎてたかもなぁー。


藤川)俺は全部やったよ。
エッセンスを学校の授業を理解するための教科書として使って、
全部理解してから良問の風と名問の森をやったわ。

でもセンター終わってからは基礎が大事だと思って良問の風の復習をしたかなあ。


加藤)化学はどうですか?


猪ノ口)僕は新演習をやってました。
新研究はやってなかったです。


宮﨑)俺、新演習はやらなくていいと思ってひたすら重問(重要問題集)解いてたわ。


藤川)俺も重問。3,4周した。
親が買ってきてくれた新研究が自分の机の上に置いてあったけど、
そっと親の机に戻しといたわ(笑)。


宮﨑)あれは筑波受けるんだったらちょっとマニアックすぎるわ。

猪ノ口 虎太(1年)




加藤)最後に筑波に来て良かったことを聞いていこうと思います。
まず医サカ(筑波大学医学サッカー部)には入ろうと思わなかった?


猪ノ口)僕は思いませんでした。
蹴球部でサッカーがしたかったので。


藤川)俺入ろうとしてたよ(笑)。


宮﨑)何なら俺は医サカ派だったよ。
でもやっぱり蹴球部でサッカーしたかったのと、
高校の先生が蹴球部の出身でそこへの義理もあって蹴球部に入った。

高校時代、「蹴球部入った方が絶対いいぞ」って先生に言われ続けたもん(笑)。


藤川)俺も最初は蹴球部に入るんや!って意気込んでオリエンテーション行ったけど、
それがすごく怖かった。

フレッシュマンコースが始まって、
一人暮らしを始めたばかりだったこともあって不安な思いをしてたところに、
医サカから勧誘が来た(笑)。
かわいいマネージャーにまで勧誘されて、
あと少しで入りそうやったわ(笑)。

でも兄貴に「やっぱり医サカ入ろうかな」ってLINEしたら
「ふざけんなよ。何のために筑波入ったんや」って怒られて(笑)。
じゃあやるか!ってなって、
あとはがむしゃらに頑張って蹴球部に入ったよね


加藤)蹴球部に入って良かったことはありますか?


猪ノ口)僕はまだ蹴球部に入ってから怪我であんまりサッカー出来てないんですけど、
それでも見ていて入って良かったと思うことはたくさんありますね。

他では出来ないような体験をしたり、
色んなことをしている人と出会えたりできたので。


宮﨑)サッカーだけやるならどこでもできるけど、
他所では出来ないことがたくさんできる事かな。
蹴球部はOBとも関係が強いし。


加藤)みやは今年の春とか大変だったでしょ。
トップチームのトレーナーやって、
フレッシュマンスタッフやって、
解剖実習もあって。


宮﨑)まぁ大変やったね(笑)。
トップトレーナーなんかは将来プロになるような選手が
自分たちの管理下で活動するから責任も重大やし。
でも色んな経験できたし、色んな事学べたよね。


加藤)晴基くんはトップチームのトレーナーやろうと思わなかったんですか?


藤川)思ったよ。
筑波来て、スポーツドクターになろうかと考えてたときもあったからね。
そのために学べることも多いかなーと思ったし。

でもまずは本気でサッカーしたかったから選手活動に専念することにした。


宮﨑)トップチームのトレーナーやるとトップチームの選手と仲良くなれるのはいいよね。
どんな身体のケアしたり、
どんなトレーニングしてたりするのかすごく勉強になる。


藤川)俺が蹴球部入ってよかったと思うのは、
今トップチームでサッカーできてることだね。

中学高校年代の時からトップレベルで活躍して、
将来をサッカーで切り開いていこうっていう選手と一緒にサッカー出来るし、
こんな風に練習とか身体のケアとかするんだって色々知れたわ。
イジれるくらいまで仲良くなったし(笑)。

戦術練習とかスカウティングなんかもこんな本格的にやるんだ~って驚いたわ。
大学サッカーのトップレベルで色々やれるのは面白いよね。


宮﨑)選手だけじゃなくて、
トレーナーも将来それがしたくて本気で取り組んでるからね。


藤川)あとはサッカーだけじゃなくて、
藤尾(プロモーションチーム)みたいに色んなこと考えてるやつと出会えたことかな。
藤尾以外にも面白いこと考えてるやついっぱいいるし。


加藤)最後に受験生に一言お願いします。


猪ノ口)頑張ればいいことが待ってるので、
目標を忘れずに頑張って下さい。
しんどい時には息抜きを忘れずに。


宮﨑)自分が大学に入って何をしたいかを思い浮かべながら、
その目標をブラさずに継続して頑張ってください。


藤川)俺は高校2年生の時成績が学年で100位くらいだったけど、
ラスト1年間死に物狂いで頑張って5位まで上げた。
筑波の医学なら、頭がいい悪いではなく、
死に物狂いで頑張れば誰でも受かる。
結局は努力量なので、頑張って下さい。


加藤)今日はありがとうございました!

左から 猪ノ口、加藤、宮﨑、藤川



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