今回ブログを担当させていただく、蹴球部2年の藤尾悠河です。
小学校1年生からサッカーをはじめ、大学サッカー生活も2年が経とうとしている今、自分が思うことを書きたいと思います。
「サッカーは人生の縮図である」
高校の顧問がこの言葉を発してから、自分の中でのサッカーの定義はこうなっています。
各局面におけるプレーの判断は90分後の勝利のために各個人が責任をもって行います。
その行動は「得点」「勝利」というチームの共通目標に対しての小さな積み重ねです。
この積み重ねにはプレーする11人だけでなくチーム全員が参加します。
個人は個人を、組織は個人を助けます。
ときには、個人が組織を助けます。
個人と組織が複雑に絡み合っているのです。
この90分間を短期的現象とします。
この短期的現象を軸に、週単位、月単位、年単位で計画と実行の連鎖的・長期的現象が起こります。
ここでもまた個人と組織が共存しています。
加えて、サッカーはとても理不尽なスポーツです。
攻めてるチームが勝つわけではないですし、強いチームが勝つわけでもありません。
例え、0-10で負けていようが90分は戦わなければなりません。
(この理不尽さが日本の国民性において、サッカーより野球が人気である一因であるように感じています。あくまで個人の意見ですが。)
そして、サッカーは失敗のスポーツです。
ほとんどが失敗で、僕らはその失敗から多くのことを学びます。
つまり、サッカーを通じて経験する出来事は、日常の生活での出来事と本質的なプロセスは変わらないのです。
サッカーから学び、日常生活に還元する。その逆も然りです。
“本気でサッカーをする”
それだけでも多くのことを学ぶことができます。
「筑波で大学サッカーをする意義」
本ブログの題名です。
筑波は、“本気でサッカーをする”だけではありません。
“本気でサッカーをしながら”いろんなことをしています。
これが筑波で大学サッカーをやる意義です。
いろんなことをするチャンスがたくさんある、と言ったほうが正しいです。
貴重な大学4年間、”本気でサッカーをする“だけではもったいないと自分は思っています。
今年は、パフォーマンス局が大きく注目されました。
実際に、筑波大学蹴球部がどのように運営されているのかは主務の堀田さんの記事を読んでみてください。
「#7 主務と選手と時々大学生」
https://www.tsukubashukyu.com/2017/09/02/blog-13/
そこで、今回は現在自分が携わっている「プロモーション活動」について書きます。
筑波大学蹴球部では自主運営を実践しています。
約160人の部員一人一人が仕事を持ち、部の運営をしています。
組織がより良いものとなるように個人が動いています。
以前より、蹴球部には「活動資金の確保」という課題がありました。
この課題解決のために、今年6月に結成したのが、
「筑波大学蹴球部プロモーションチーム」
です。
“欲しいものは自らの手で手に入れる”
言うならば、真の自主運営の体現です。
現在、具体的に何をしているかというと、スポンサーの確保です。
簡単に言うと、筑波大学蹴球部を応援してくださる企業を探しています。
さらにかっこよく言うと、『筑波大学蹴球部』という商品を販売しています。
実際には、チームメンバーで、様々な企業に対しての企画・提案をしています。
ユニフォーム及びトレーニングウェアへの広告掲出・物品提供など、あらゆる形での関わりを模索しています。
今後は、スポンサー集めだけでなく、筑波大学蹴球部を盛り上げる活動ができればと思っています。
この活動を通して、
筑波大学蹴球部の価値を高めることは大学サッカー全体の価値を高めることに繋がると感じました。
さらには、つくば地域の活性化にも繋がる可能性を感じています。
2020年には東京オリンピック開催が控えており、スポーツ庁の設置など日本政府もスポーツへの関心を高めています。
最近では、日本版NCAA(注1)の設立の話が大きくなり、筑波大学もアスレティック・デパートメント(注2)設立に向けて株式会社ドームとタッグを組みました。
→大学のスポーツクラブ間の連絡調整、管理など、さまざまな運営支援などを行う。(Wikipediaより)
(注2) アスレティック・デパートメント
→運動部に対する会計、マーケティング、広報、施設管理、学生支援といった業務全般をマネジメントする部局(以下のリンクをご覧ください。)
スポーツの可能性を信じて、この活動を有意義なものにできるよう頑張りたいと思います。
現在、ありがたいことに多くの企業様とお話を進めさせていただいております。
プロモーションチームの連絡先を掲載致しますので、ご興味のある企業の担当者様はお気軽にご連絡ください。
筑波大学蹴球部プロモーションチーム
Mail: tsukuba.syukyu.promotion@gmail.com
最後に、自分の目標は「プロサッカー選手になること」です。
これは、入学時から変わってません。
しかし、理想と現実はかけ離れたもので、トップチームに上がったことは一度もありません。
あと2年、自分のため、応援してくれる家族、友人のためにも自分の可能性を信じて、ひたむきに努力していきたいと思います。
“二兎を追う者は一兎をも得ず”というのは迷信です。
多くのチャンスがあちらこちらに散らばっている筑波の地で、
“全兎を追って全兎を得る”
そんな勢いで日々の生活を過ごしていきたいです。
長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも筑波大学蹴球部の応援をよろしくお願いします。
筑波大学蹴球部2年 藤尾悠河(神奈川県立湘南高校出身)