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2021

#132 自分にとってのサッカー(福本耕介/4年)

はじめまして。


筑波大学蹴球部4年の福本耕介です。


自分の同期が次々に部員ブログを投稿していく中、ついに自分の番が回ってきました。こういう形で自分の事や想いを多くの人に伝える機会がなく、為になるような内容はお伝えできませんが、現在思っている事を素直に書こうと思っています。

拙い文になりますが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。


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私はTSCチームに所属しており、10月31日の社会人リーグ最終節をもちまして、引退しています。現在はまったくサッカーを行わない生活を送っています。そして、これからどこかのサッカーチームに所属する予定はなく、10月31日の引退試合が人生最後のサッカーの公式戦になると思っています。

このような生活を送る中で、1つ考える事があります。


それは、

「自分の人生において、サッカーをしてきた意味・価値は何か」についてです。



これはサッカーを選手としてプレーしていた時はあまり深く考えていない事でした。なぜなら、サッカーをする事が当たり前で、サッカーを中心に生活する事が当たり前だったからです。自分にとって当たり前の事、普通の事って、そもそも疑問を持たないし、違和感がありません。


大学の引退試合が迫ってる時、自分の最後のサッカーの試合が終わった後、そして現在のサッカーをしない生活の中で、自然にこの事について考えてしました。

今でも確かな答えはありませんが、複数考える事はあります。


1つは人生を豊かにしてくれた事です。

なぜなら自分はサッカーが好きだったから。これはサッカーをしてきた理由や意味につながると思います。小学1年生から大学までサッカーを続けられた理由であり、自分がサッカーを生活の中心にした1番の理由でしょう。これは多くのサッカーをしてきた人が思い浮かべる事だと思います。試合に勝つ喜びが最高で、全力の相手と本気で戦う緊張感が好きで、ただ純粋にサッカーというスポーツが楽しかった。サッカーは今までの自分の人生を最も楽しく、喜びを与えてくれたものだと思います。


2つ目は、人との繋がりです。

これはサッカーを通じて、自分が得ることができた財産です。小学校から大学まで、多くのサッカー選手や指導者の方とサッカーを通じて出会うことができました。最近はコロナの関係で2年程、地元である滋賀県に帰っていませんが、地元に帰ったら、連絡を取ろうかなと考えている仲間はほぼサッカー関係で知り合った人です。これからもそれは変わらないでしょう。サッカーを続ける続けないに関わらず、サッカーによる交友関係は今後も続いていくと思います。そのような人に出会えたのもサッカーをしてきたからだと思います。


3つ目は、人として成長させてくれたことです。

サッカーを通じて、プレー以外にも多くの影響があったと思います。チームメイトと喧嘩したり、意見を言い合う、様々なコーチからのアドバイス、サッカーをするための運営など、サッカーをしてきたからこそできた経験が多くありました。これは自分のこれからの人生で生かされるものであり、現在の自分があるのもサッカーのおかげだと思います。まだまだ未熟な自分ですが、サッカーのおかげで、少しはマシになったと思います。


とりあえず「自分にとってサッカーをしてきた意味・価値は何なのか」、思ったことを3つ挙げてみました。

これは自分の疑問に正確に答えているものではないと思っています。どの答えも不十分でありながら、自分にとって必要不可欠な要素でもあると思っています。今挙げて3つだけでは自分にとってのサッカーは表現しきれないですし、まだまだサッカーをしてきた事による恩恵はあると思います。

しかし、1つ言えることはあります。


サッカーは今までの人生を価値あるもの、自分が誇れるものにしてくれ、これからの人生を歩む為に必要な多くのものを自分に与えてくれたもの。


すごく抽象的で、他の人に伝わると思っていません。ですが、サッカーがあったからこそ、現在の自分があり、これからの人生も16年間のサッカーの経験があったからこそ、楽しく、充実した人生を送れると思っています。

それぐらい自分にとって、サッカーは唯一無二であり、かけがえないものです。



最後にサッカーができる環境を与えてくれた両親、最初にサッカーの楽しさを教えてくれた少年サッカーチームのコーチをはじめ、今までサッカーを通じて出会えたすべての人に感謝の気持ちを伝えたいです。


誠にありがとうございました。


筑波大学蹴球部


体育専門学群4年


福本耕介



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