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2020

#91 フューチャーブルーのユニフォーム (駒﨑公一/4年)



日頃より大変お世話になっております。

筑波大学蹴球部4年駒﨑公一と申します。


まずは、この場を借りて、我々が何不自由なくサッカーをすることができるために尽力してくださっている全ての方々に感謝申し上げます。




私自身おそらく、今現在の大学サッカーの最年長です。

というのも、2年間の浪人を経て、筑波大学に入学しました。

メンバー表をみて1996年生まれの記載に驚いた方もいらっしゃるかもしれません。



そんなこれまでの人生では、仲間の存在の大きさと諦めないことの大切さを学びました。


ありきたりで拙い文章になるかと思いますが、読んでくださったら幸いです。







そもそも私が筑波大学を目指すようになったきっかけは軽いもので、高校の同じサッカー部の友人が目指していたからです。

筑波大学に関しては県内の賢い大学という印象しかなかった自分は調べていくうちにサッカーの強さを知り、筑波大学蹴球部でサッカーをしたいと思うようになりました。


僕の同年代では選手権で活躍されていた鈴木大誠さんや鈴木徳真さんが推薦で入学を決めており、それを知った時は、こんな人たちと一緒にサッカーできるのかと夢を膨らませていたのを覚えています。


ただ、現実は甘くなく、高校時代ろくに勉強をしてこなかった自分が簡単にいけるようなところではありませんでした。

それでも筑波大学蹴球部を諦められなかった自分にとっては、浪人することは難しい決断ではありませんでした。


浪人時代は楽しいこともありましたが、正直苦しいことの方が多く、調子に波があり、逃げ出したいと思ったことは何度もあります。


ただ、それを乗り越えられたのは、同じ志を持った仲間の存在が大きかったです。

だいぶ支えてもらっていました。

特に、浪人一年目は勉強ができないにもかかわらず、新聞配達をしながらの生活だったため勉強時間も限られ、今思えば相当しんどい生活をしていました。

それでも、仲間に助けてもらいながら、


筑波大学でサッカーをするために、

あの「フューチャーブルーのユニフォーム」を着て試合に出るために、


と、日々自分を奮い立たせ、がむしゃらに勉強していました。



諦めずにやり切った結果、浪人二年目でやっと実を結び、憧れの筑波大学への入学を勝ち取りました。

これは確実に自分1人の力ではありません。



TOPチームであの「フューチャーブルーのユニフォーム」を着て試合に出ることを夢みて入部したものの、その後の蹴球部生活も決して全てが甘いものではありませんでした。



一年時こそ当時4軍のB2チームで多くの公式戦の出場機会を頂いたものの、二、三年時では当時2軍のB1チームでの公式戦は数試合の出場にとどまりました。


四年時でもシーズン開始の段階で2軍に所属となり、入学当初描いていた理想とかけ離れていて、悔しさと自分への情けなさでいっぱいでした。


それでも諦められなかったので、本気で課題と向き合い、より一層人より練習しようと心がけてきました。


その結果、自分の実力だけではない様々な要因も重なり、


2020年11月21日慶應大学戦にて関東リーグデビューすることができました。


あの憧れの「フューチャーブルーのユニフォーム」を着て。



出場できたのはまさにラッキーであり、結果も負けたし、個人のパフォーマンスも良かったわけではありませんが、諦めずにやってきたからこそ巡ってきたものだと心から思えます。ひ

とつ報われたように感じました。

頑張ってきてよかったと。

諦めずにやってきてよかったと。



その頑張る力があったのも、仲間の存在であり、ピッチで活躍する仲間、悔しくてもそういう素振りをみせず人から見えないところで努力する仲間がいたからこそ、そんな仲間から刺激を受け、互いに切磋琢磨してきたからこそです。



ただ、終わりが近づいてきた中で、その後ピッチに立てていませんし、メンバーにすら入れず、スタンドから試合を見ることが多くなり、もどかしさを抱えつつも、ただただ自分の力不足に不甲斐なさを感じています。



また、僕自身、現在の進路は未定です。

幼い頃から思い描いていたプロサッカー選手になることを諦めきれず、今を生きています。


現状では、卒業後すぐにそうなるのは厳しいかもしれません。

ただ、遠回りをしてでも諦めずにもがき、這い上がっていきたいと思っています。

それが自分らしいとさえ思っています。



これまでは周りの仲間をはじめ、本当に多くの方々に支えられてきました。

特に、同期にはサッカーに対して真面目な人が多く、そんな同期をみていつも刺激をもらってばかりでした。

こんな自分に対しても優しく、時には厳しく接してくれて、しょうもないギャグにも笑ってくれました。

感謝してもしきれません。

そんな同期が大好きです。



そんな自分だからこそ、これからは自分の周りの人を幸せにすることを目標に、自分の生き様をみて少しでも皆さんの生きる活力になれるように頑張っていこうと思います。


最後に伝えたいこととしては、諦めるのに都合の良い理由を探さないで欲しいということです。


その上で僕の好きな言葉を2つ紹介します。


1つ目は「自分に期待しろ」です。僕の同期がよく言うことなのですが、まさにその通りだと思っていて、自分を必要以上に卑下せず、期待した方が物事をポジティブに考えられるし、絶対に良いに決まってます。

「〜だから仕方ない。」「俺なんて…」

そうできない理由を探しても良いことなんか一つもない。地に足をつけつつも自分に期待して欲しいです。



もう一つが自分の恩師の1人である方がよく言う口癖で「それでも」というのがあります。

うまくいかないことがあっても、それすらを受け入れ、前進していくための素晴らしい言葉だと思います。

シンプルな言葉であるかもしれませんが、この言葉に何度助けられたことでしょうか。



私自身これからも、地に足をつけつつ、自分に期待し、どんな困難があろうとも、それでも頑張っていきたいと思います。



また、寒くなってきて、入試の時期を思い出します。

これを読んでサッカーを続けたい全国の浪人生の頑張る力になってくれたら嬉しく思います。(こんな文章を読んでる時間さえ、もったいないですが…)


必ず志望校へ行く。

必ずあの大学でサッカーする。

そういう強い意志を持ち、やり続ければ、叶う可能性は高まると思います。

最後まで諦めず頑張ってください。

幸運を祈ります。




最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後とも筑波大学蹴球部を何卒よろしくお願い申し上げます。







筑波大学蹴球部

体育専門学群4年

駒﨑公一



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