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2019

#33 自分が自分である理由(田中絵人/4年)




こんにちは。


今回部員ブログを書かせて頂くことになりました、
体育専門学群4年の田中絵人(たなかかいと)と申します。
拙い文章ですが自分なりに大学サッカーで感じてきたことを綴らせていただきます。
興味のある方は目を通していただけたら幸いです。


筑波大学蹴球部には尊敬できる先輩、同期、後輩の方々が沢山います。
頭がキレる人、サッカーが上手い人、とんでもない量のご飯を食べる人、、、 などなど、
色々な人達に囲まれて生活をさせてもらっています。


自分は凡人だなぁとつくづく感じます。


しかし非凡ではないながらもやはりサッカーには強い思い入れがあり、
今まで多くの時間をサッカーに費やしてきました。



そんな僕にとってのサッカー人生が終わってしまう今年の想いについてお話しさせていただきます。



僕は2019シーズン開始時に決めたことがあります。

それは「田中絵人であり続けること」です。

少し恥ずかしいですが、こう思った当時はそれほど深い意味はなく、
「人と比べるのではなく、田中絵人という選手の良さをどんな時でも発揮し続けよう」ぐらいにしか考えていませんでした。

一選手としてもチームを引っ張る最高学年としても、
田中絵人という存在がB1チームに大きな影響を与えられるような人になりたかったからこのような想いを持ちました。


しかし、「田中絵人であり続ける」ことは簡単なようでとても難しいことでした。


僕の理想とする田中絵人は、もっとチームに必要とされ、どんな時も頼りになり、アツいハートを持ち、味方を信じ、チームを鼓舞することができます。

90分間走り続け、目の前の相手に決して負けず、試合を決定づけるプレーもできます。


今の僕は、理想の田中絵人には程遠いです。


今年ここまで、チームを助けることも自分の納得のいくプレーをすることもできていません。


ですがこの気持ちは、僕がサッカーを始めた頃からずっと感じてきたことです。
「上手くなりたい」、「チームの力になりたい」、「勝ちたい」
この気持ちが無くならないからこそ、僕は田中絵人という選手でいられることができます。


理想の自分にはそのまた理想の自分がいる。
絶対に手が届くことのない存在。
理想の自分を追い続けることはとても大変です。


今シーズンを通して、理想の田中絵人になろうとするこの姿こそが「田中絵人であり続ける」ということだと実感しました。


B1チームの今シーズンのリーグ戦も残り2試合です。
シーズン目標の全国優勝を達成するためにも、もう絶対に負けることは許されません。


チームに必要とされ、どんな時も頼りになり、アツいハートを持ち、味方を信じ、チームを鼓舞し、90分間走り続け、目の前の相手に決して負けず、試合を決定づけるプレーをする。
ピッチ上で、田中絵人という選手であり続ける。


残りのサッカー人生をかけ、強い覚悟を持って筑波のために戦います。



長文になりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。



筑波大学蹴球部4年
田中絵人

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