#53 蹴球部だから。 (知久航介/4年)
こんにちは。
今シーズン主将を務める知久航介です。
1999年2月3日生まれ 埼玉県朝霞市出身
幼稚園からサッカーをはじめ、浦和三室サッカースポーツ少年団、浦和レッズジュニアユース、國學院久我山高校サッカー部を経て現在は筑波大学蹴球部でサッカーをさせてもらっています。
同期には今年の4月で24歳を迎えようとしているオーバーエイジK・Kがいるのに
私はというといまだに現在20歳です。
自己紹介はさておき、今回は同期の加藤零太から主将を務めるにあたっての抱負を書いてくれと依頼を受けたので書かせて頂きます。
拙い文章ですがどうか最後までお付き合いください。
私は今までのどのチームでも主将を務めたことがありません。
キャプテンが試合に出てない時にキャプテンマークを巻く、言ってみれば副キャプテンキャラで今までのサッカー人生を過ごしてきました。
自分でもその立ち位置が自分らしいと思っていたし、蹴球部でも4年生になった時にはそういう立ち位置で過ごしていくんだろうなぁと思っていた気がします。
でも大学3年になってから気付いたことがあります。
自主運営を掲げる蹴球部に所属しているにも関わらず、自分はこの組織のことについて知らない事が結構ある。
胸を張って「俺が蹴球部を運営しているんだ」と言えるのかどうか。
少なくともその時の私には言えませんでした。
この気付きが、蹴球部で主将をやりたいと思ったきっかけです。
もちろん160を超える部員数の中でそれぞれの仕事があり、1人が全ての運営に関わるのは現実的でないかも知れない。
でも一人一人が今よりも少し高いレベルで組織のことを考えることができれば、蹴球部は今よりも間違いなく良い組織になれるはずだ。
今の自分が蹴球部のためにできる事は何なのか。
今の蹴球部にどんな問題が起きていてどうしたら解決できるのか。
これらを教えてくれるのは筑波大学蹴球部においては監督でもコーチでもありません。
そもそも誰かが教えてくれるのではなく、選手(部員)自身で考えて行動する事でしか問題の解決はできないのです。
それが蹴球部の強み、蹴球部らしさでもあります。
中学、高校では当たり前のように毎日練習して、何かチームに問題が起きれば監督やコーチ、顧問の先生が自分達の知らないところで解決してくれて、また何も変わらず練習や試合を迎えることができていました。
しかし筑波大学蹴球部は違う。
1、2年生の頃はただサッカーをやってきてしまっていた私も自主運営という言葉を本当に理解して行動し始めたのは3年生になってからです。
遅すぎました。
そこから私の意識に変化が訪れ、蹴球部の良さがどんどん分かってきて、このチームの主将をやりたいという思いが徐々に大きくなっていきました。
こんな気付きを与えてくれたのは蹴球部です。
蹴球部にいなかったらただサッカーをする選手で終わっていました。
主将になんてなろうともしなかった。
今まで過ごしたどのチームよりも蹴球部に対する想いは間違いなく強い。
「筑波大学蹴球部」だから主将をやりたい。
だからこそ主将として誰よりも蹴球部の為にできる事を模索し続け、持てる力全てを注いでいきます。
その姿勢で部員みんなの意識に少しでも変化を生むことができれば嬉しい。
これが僕の主将としての目標です。
幸い、私と同じ想いを持った仲間が私の周りには沢山います。
キツい時には クセがすごい副将3名、イケメン主務、真面目な副務をはじめとする大好きな同期たちに素直に頼って、ひとつひとつの壁を全員でぶっ壊して前に進んでいきたいと思っています。
みんなで頑張ろう!
最後にピッチ内について、
ここ2年間逃しているタイトルを必ず獲ります。
2019シーズン主務の神田さんが部員ブログでもおっしゃっていた通り、足りなかったのは一体感です。
それは部員一人一人が蹴球部のために考え、行動し、 その過程で仲間とぶつかって向き合い続けることで初めて生まれるものだと思っています。
スローガンの通り、 部員全員が 「心を一つにして」 闘います。
そんな姿を観ていただくためにも、多くの試合に足を運んでいただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
筑波大学蹴球部主将
体育専門学群4年
知久航介