今年度、B1チームの主将を務める筑波大学蹴球部4年の佐藤亮佑です。
今回、部員ブログという貴重な場を頂いたので自分の思いについて書かせていただきます。
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私が筑波大学蹴球部に入りたいと思ったきっかけは、父が大学受験で筑波大学を受けたがダメだったという話を聞いたことだ。
父が入りたかった蹴球部とはどんなチームなんだろうと思い、試合を見に行った。
そして私もここであのユニフォームを着てサッカーがしたいと思った。
入部して4年目になるが、最高の同期、先輩、後輩、指導者に支えられながら、日々成長できる環境が整っている蹴球部に来て本当に良かったと感じている。
私は男3兄弟の三男で、全員サッカーをしていた。
男3兄弟全員にサッカーをさせてくれた、両親の負担は相当あったと思う。
用具などの金銭的負担だけではなく、練習や試合の送迎や応援などの時間的負担もある。
小1から16年間サッカーを続けてきたが、私の両親は平日には仕事がある中で毎週のように週末の試合を応援に来てくれた。
地元が茨城のため、大学に入った今でも週末には応援に駆けつけてくれる。
私はもちろん両親のためだけにサッカーをしているわけではない。
しかし、応援に来てもらっている以上喜ばせたいという気持ちはある。
今年の2月、私の地元である水戸のケーズデンキスタジアムで試合があると伝えると、両親は祖父母を連れて見に行くと喜んでくれた。
しかし、私はその前日の練習で怪我をした。
出られないと電話で伝えた時の親の悲しそうな声は今でも覚えている。
私の気持ちを考え、励ましてくれた時は本当に悔しい気持ちと情けない気持ちでいっぱいだった。
そんな16年間応援し続けてくれた両親の前でできる公式戦の数は最も少なくて残り6試合、540分しかない。
そこで私にできることは何か。
勝って喜んでいる姿を両親に見せること。
そのために毎日全力で練習に取り組むこと。
父が憧れていたこの環境を全力で楽しむこと。
時間は限られているが他にもできることはいくらでもある。
両親が16年間応援し続けてくれたことに対する感謝の気持ちをピッチで表現したい。
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現在、私が所属しているB1は筑波大学蹴球部の2軍です。
1軍であるトップチームは関東リーグ前期、天皇杯で結果を残し「常勝」というスローガンを体現し、大学サッカー界を牽引する存在となっています。
そのチームの2軍であるB1はIリーグ8試合を終えて2勝2分4敗の7位です。
この結果は筑波大学蹴球部としてふさわしくない結果であり、B1主将として責任を感じています。
しかし、この結果はもう終わったものであり、変えることができません。
6月の教育実習で、指導教員の方からこの言葉をいただきました。
「成功も失敗もすべてを財産にできるのが若者の特権である」
残り後期の6試合、B1のメンバーとならここから巻き返せる自信があります。
前期の結果を財産として受け止め、いかなる時もチーム一丸となって戦って行きたいと思います。
拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
筑波大学蹴球部4年 B1主将 佐藤亮佑(茨城県立日立第一高等学校)