パフォーマンスチーム


2021.01.11
ホペイロ班

ホぺイロ通信 No.4

明けましておめでとうございます。

つくホペの班長をしている青栁です。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

つくホペは2021年も学生サッカーのスパイクの使用状況を変えるため動き続けます。

今年4年生になる自分にとって、何かにつけて「最後の」という言葉がついてくる年でもあります。学生としての自分も、サッカー選手としての自分も、つくホペとしての自分も、全てが最後です。

そして今、最後の新年1発目のブログを書いています。

1発目は「背景」という言葉について書きます。

今この世はモノで溢れています。

例えば、皆さんが普段使っているスパイク、ユニフォーム、サッカーボールなど、ふと周りを見れば私たちは多くのモノに囲まれています。それらのモノを当たり前に使い、壊れたり、いらなくなれば捨てる。そしてまた必要になれば新しいモノを買う。それの繰り返しをしていると思います。そのモノにどのような「背景」があるのかも知らずに。さらに、インターネットショッピングの普及も相まって、自分の目で直接見て買うという動作も減り、この世界は人とモノとの関係がどんどん無機質になっていると私は感じています。


モノに感謝していますか?


モノに込められた作り手の気持ちについて考えたことがありますか?


モノがどのように作られているのか知っていますか?


モノにどれだけの人が関わって、私たちのもとに届いているか知っていますか?


このまま人とモノの関係が無機質になり続けることに私自身、恐怖を覚えています。

私はモノの温もりを知っています。モノから伝わる作り手の気持ちを感じたことがあります。そしてその気持ちに背中を押されたことがあります。例えば、サッカースパイク一つとっても、履く前に「背景」に思いを巡らせます。このスパイクにはどのような気持ちが込められているのか、どのように作られたのか、どれだけの人が関わっているのか。


モノへ思いを巡らせて下さい。

モノの「背景」にある物語を感じて下さい。


そうするだけで、モノへの意識が変わります。自ずとモノを大切にできるようになるのではないでしょうか。


また、作り手側ももっとモノの「背景」を公開しても良いのではないでしょうか?

ミズノはモレリアの製作過程や込められた想い、こだわりなどを動画にしてあげています。


https://youtu.be/dRmanxwOFAQ


このように私たち消費者がモノの「背景」に簡単に触れることのできる機会が増えれば、今の状況も変化するのではないかなと思います。

例えば、スパイクの箱にQRコードをつけて、そこからそのスパイクの「背景」に触れられる動画が見られるようにするなどです。

私自身、将来スポーツメーカーに就職しようと考えているので、モノの「背景」をいかにして消費者に伝えるか、今の無機質な人とモノの関係にいかにして終止符を打つのか、自分の課題としてこれからも考え続けようと思います。


長々と拙い文章を書いてしまいました。

要約すると、自分のモノの「背景」に思いを巡らせて、そのモノを大切にして下さいということです。例えばサッカースパイク。

スパイクを履いたら、シューズケースから出して、日陰で乾かして、手入れをして、壊れたらある程度修理をする。そして、時に「背景」に思いを巡らせる。これだけでいいんです。


モノに命を吹き込むのはあなたです。

そして、

あなたがそのモノの新しい「背景」を作るのです。



最後になりましたが、2021年も筑波大学蹴球部を、そしてつくホペを宜しくお願い致します。