こんにちは。
筑波大学蹴球部4年の池田幹太と申します。
大阪府出身で、大学進学を機につくばに来ました。このブログでは自分が大事にしている考え方について、長くならないように書いています。最後まで読んでいただけると幸いです。
周りの人がどう思っているかは分かりませんが、自分はかなり普通の人間だと思っています。何か面白いことが言えるわけでもないですし、変わった趣味や特技などもない、普通の人間だと思います。
このことはサッカーにおいても同じことが言えると思います。体格的に特徴があるわけでも、高い身体能力があるわけでも、技術に自信があるわけでもありません。これは中学生の頃から思っていました。
自分って特徴ないな。サッカーにおいても、それ以外のことでも自分にしかできないことなんかないな。このポジション別に自分じゃなくてもいいよな。この試合、自分じゃなくても勝てたやろな。
何度も思っていました。
しかし、サッカーの指導者の方からは「自分だけの武器を見つけろ」とか「誰にも負けない武器を磨け」などと言われ続けます。
その度に、そんなもんどこにあんねんと思っていました。
練習して、少し自分の長所に対して、自信をつけたとしても、上には上がいる。
自分が一番のものを持っている人や自分にしかできないことを持っている人なんてほとんどおらんやろ。
そう思い続けていました。
実際、この世の中に、ある人にしかできない仕事や誰かががいなくなったら回らなくなる仕事なんてほとんどないような気がします。誰かがいなくなったとしても、最初は混乱するかもしれないけれど、徐々にその状況に慣れ、気づけば何事もなかったように仕事が行われていくのではないかと思います。
こんな風に思っていたある日、小説の中の1つのセリフに出会いました。
「自分にしかできないことはないかもしれないけれど、自分だからできることはある。」
何かでうまくいったとき、自分にしかできないことではないかもしれないし、他の人でもできたことかもしれないけれど、それは間違いなく自分だからできたことである。
他の人にもできることかもしれないとか、自分じゃなくても上手くいったかもしれないとかはどうでもいい。そんなことは考える必要もない。これは自分だからできたんだ。
この言葉に出会い、このように思えるようになってからは、少しは自分のことを認めてあげられるようになりました。
15年以上サッカーをやってきて、未だに自分だけの武器はありません。
しかし、自分だからできることは増やしてこれたと思います。
5年後、10年後にどこで何をしているのか全く分からないですし、分かりたくもありませんが、その時にいる環境の中で、自分だからできることを全力でやっていたいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後とも筑波大学蹴球部をよろしくお願いいたします。
筑波大学蹴球部
人間学群心理学類 4年
池田幹太