『FOOT×DESIGN-デザインが持つ力-』 松山凛之介/3年



デザイン。

世の中には、たくさんのデザインがあり、たくさんのデザイナーがいる。

そんな中、ミーハーなお前が偉そうに喋るなよ、と思われるかもしれない。

しかしそれだと、定型の自己紹介に、つまらない挨拶で盛り上がりに欠ける。

なので、あえてここで、色々話してみようと思うわけだ。


東京で生まれ、東京で育ち、そこそこ賢い高校へ通い、18の春、田舎つくばへと生活の拠点を移した。

毎朝5時すぎに起きる地獄のような日々。
初めての大学公式戦。
1年の冬までは選手としての活動が、僕の蹴球部生活の軸であった。

そして、1年の冬、僕はもう1本の軸を見つける。

それが、「デザイン」だ。


そう、僕は、「筑波大学蹴球部クリエイティブチームデザイン係」という長々しい名前の集団で、長(おさ)をやっている。

ちょっとこの係創設の経緯について聞いていただきたい。


あれは、1年の冬、3月頃の話だ。
関東リーグのポスター制作の依頼係を僕は担当していた。
依頼、と言っても、プロのデザイナーに頼むわけじゃない。
筑波大学の体育専門学群の隣には、なんと芸術専門学群が。引き受け手などいくらでもいる。
その慢心が仇となった。
そう、引き受け手が見つからなかったのである。

どうするか?
デザイナーに頼むか?それとも……?


「え?じゃあ自分で作ればよくね?」

その先輩の一言で、光が射した。
そうか。頼めないなら作ればいい。
なんて単純な話なんだ。

とは言ったものの、どうやってデザインなんて…?


そこで、パソコンのソフトを一から勉強することにした。
手当たり次第、図書館で本を集めて読む、わからないことはググる。

結果、ポスターができたわけだけど、満足はいかなかった。
まあ、そりゃそうだろう。だれだって初めから満足いくものなんて作れやしない。

その後は、ポスターばかりではなく、いろいろなことに挑戦していった。
試合告知の画像、マッチデープログラム。

1ヶ月くらいして気がついたことがあった。 「
人手が足りない」
ならば、と、仲間を集めた。
幸いにも数人が名乗りを上げてくれた。

そこで、この、「デザイン係」ができたのである。



と、ここまで聞いてきて、ある疑問を持った方もいるだろう。
「デザインってそんな楽しい?」

もっともな疑問だ。
でも、考えてみてほしい。
「かっこいいのって強そうじゃない?」
「可愛いのって素敵じゃない?」

僕がデザインに夢中になる理由は2つある。
① 自分を表現できる
② デザインの影響力


①はシンプルだ。
ひとは、自分の感情や生き様、能力などを、なんらかの形で表現したいと思ってる。
だから、僕も、デザインをする。

だけど、かっこいいことは言わない。
「賞賛されるために行動してなんかいない」
とか。
僕は、賞賛されるのが好きだし、それが原動力になってると思ってる。


②はちょっと深い意味がある。
「デザイン」という言葉の意味はなんだろう?
広義では、
「目標達成のための計画」
らしいが、ここでは、狭義の
「見た目」
として話を進めることにしよう。

結論から言おう。
僕は、「見た目」が非常に大事だと思っている。

例えを上げて説明しよう。 あなたがなんらかの理由でお金がなくなったとしよう。
さあ、お金を貸金業者から借りなければいけない。

貸金業者と聞いてどこが思い浮かぶ?

僕がふと思いつく貸金業者といえば、「アコム」である。

あの赤いイメージの。

は・じ・め・て・の〜♪アコム。である。

あるいは、最近ならば、「そこに愛はあるんか?」でおなじみ、「アイフル」かもしれない。

いや、俺は、「パッと、ピッと、プロミス」派だという人もいるかもしれない。

とにかく、私たちはCMのイメージでこれらの会社を見ているってわけだ。

これはほんの一例である。

赤い首輪の白い犬を街で見かけるとSoftbankを思うし、
広瀬すずの選挙ポスターで選挙を知った若者は2割以上というデータもある。

こんな具合だ。
(ちなみに僕がかっこいいと思うサッカーチームのHPはイングランドプレミアリーグ、ニューカッスルだ( https://www.nufc.co.uk ))

見た目=視覚情報は、ある物へ、ポジティブなイメージもネガティブなイメージも抱かせることができるのだ。
これが、デザインのすごいところであり、怖いところでもあるんだ。

だからこそ僕らは、慎重かつ大胆にデザインをする。

デザインこそが、筑波大学蹴球部のイメージを押し上げる力があると信じている。


さて、大学スポーツは佳境を迎えている。
日本従来の運営組織と、スポーツ庁が進める米国由来の運営組織とでバチっているようである。
変革を進める大人と変革を嫌う大人の争いは絶えない。
(と単純な話でもなく利害関係とかもあるんだけど) 兎にも角にも、
これからは、大学生の個人としての能力が重要になる。

スポーツをやるのは当然。
その上で、何ができるか? そこが問われる。

分かれ道があった時、どちらに進むか。
「厳しい道を進む」と多くの偉人が言ってきた。
それは、困難の中に機会があると考えるからであろう。

だけど、僕は違う。

僕は、 「楽しい道を進む」 自分がやりたいこと。
自分が進みたい道。
きっと、「楽しい道」で訪れる困難には、ワクワクが待っているから。


この記事を読んだ人たちが、筑波大学蹴球部のクールな画像投稿に、一つでも多くのハートを押してくれることを願っている。

(最後に、簡単な自己紹介と、制作したデザイン画像を載せておいた)



筑波大学蹴球部3年 松山凜之介
B1チーム(2軍) GK
私立武蔵高校 出身
人文学類 史学専攻 歴史地理学コース
趣味 : デザイン、読書、旅、地理



2019関東大学サッカーリーグ戦前期 明治大学戦 マッチデープログラム

2018関東大学サッカーリーグ戦後期 ポスター


蹴球部×カスミ コラボポスター


2018シーズン報告会 クリアファイル





▼B1チーム NEXT MATCH
インディペンデンスリーグ【関東】1部Aブロック 第6節
6月29日(土) 12:00 kickoff
vs城西大学U-22A
@筑波大学第一サッカー場