#18 迷ってるくらいなら始めてみれば良い(4年/小野響也)


納期を約4週間過ぎての登場となります、

体育専門学群4年の小野響也と申します。


私の知名度は皆無なので、

こんな人間もいるのだなと覚えていただければ幸いです。


さて、何を書き綴ろうか迷いに迷いましたが、

「特にテーマは決めない」

という結論に至りましたので、

そんな記事が始まりますことを予めご報告いたします。



「体育教師になりたい」

そう言って私は大都会・新潟から筑波大学に入学しました。


春先は日々のトレーニングについていくことで精一杯であり、

部活動から逃れたいと思うこともしばしば。


軽度のホームシックになった私は、

故郷に思いを馳せるかのように「新潟」とGoogleで検索をし、

地元の写真を眺めては帰省の日を待ちわびるという生活を送っていました。

今ではつくばが大好きです、不思議ですね。






私は現在、学生トレーナーのチーフを務めております。

総勢約160人もの部員がいれば、

トレーナーを志して入学してくる人が数名いてもおかしくはないでしょう。

実際、共に活動している学生トレーナーはそうでした。

しかし、私はトレーナーを志すことはおろか、

トレーナーとは何なのかも知らずに入学してきました。


そんな人間が今、学生トレーナーのチーフです。

人生、分からないものです。




なぜ、そんな自分が学生トレーナーを始めることとなったのか。


「この組織の中で埋もれたくなかったから」

理由は一つではありませんが、

最も大きな理由として挙げられるのがこれです。



弱小校出身の自分はサッカーが上手くもなければ、

身体能力が優れているわけでもない。


果たして面白い人間であるかと言われればそうでもないし、

スペシャリティがあるかと言われればそんなものはない。


各チームで中心的な存在が集まった組織、

もちろんそれぞれの個性は強い。

そんな状況で自分が筑波大学蹴球部という
非常に大きな組織で埋もれないためには何が必要かと考えた時に、

“トレーナー”

という選択肢が見出されました。


簡単に言えば、人から必要とされたいのです。


「他の人じゃなくて、アイツが良い。」
と。

「アイツでも良いけど、他の人でも良いや。」

そう言われてしまえば私の存在価値などなく、

組織の中で淘汰されていくだけ。


この組織に身を置いてから、

そのような危機感を抱いていました。

承認欲求の強い、正直な人間です。



こうやって今自分が学生トレーナーをやっているのも、

何かの縁なのかなと思っています。


入学当初は体育教師しか考えておらず、

それに伴い自分の目標に関連する情報ばかりを取り入れ、

他に目を向けることはありませんでした。


ただ、そんな勿体ないことはないとふと思い、

そこから視野を広げた時に見えたものがトレーナーでした。

本当に偶然です。

もしかしたら映像分析をしていたかもしれないし、

レフェリーとしての能力を極めていたかもしれません。


一つのものに焦点を当ててそれだけを見続けることも
時には必要かもしれませんが、

広い視野で様々なものを見ることの方が得だと思った瞬間でした。
(これはあくまで私個人の意見ですが…)


可能性を広げるのは自分次第だと実感しています。


決して現状に満足しているわけではないですが、

こうやって高いレベルの選手やスタッフと共に活動ができているのは
本当に幸せだと感じています。



トレーナーを選択したことが正解かどうかは分かりません。

ただ、自分の未来を左右する選択をしたことは事実です。

自分の選手活動を辞めてまでこの世界で本気で生きていきたい、

そう思えたという意味では最善の選択だったのかもしれません。


“この組織で埋もれないため”

なんて理由で始めたトレーナーも、
今では驚くぐらい本気です。


もちろん後悔もしていません。


2018シーズン、
今のところトレーナーとして上手くいかないことばかりです。


辛いこと、苦しいこと、たくさんありました。


ただ、そんなことを言ってはいられません。



残された約4カ月、
チームの勝利のために全身全霊をかけて取り組んで参ります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


これからも、筑波大学蹴球部をよろしくお願い致します。

筑波大学蹴球部
体育専門学群4年
小野 響也(高志中等教育学校出身)