#11 自分を信じる〜起業、休学から学んだこと〜(3年/木村友輔)


筑波大学蹴球部3年の木村友輔です。

 

僕は今、会社を経営しています。

 

筑波大学蹴球部に所属しながら、自分の会社を大学2年生の時に立ち上げました。

 

どんなサービスをしているかというと、全国の指導者が練習メニューを投稿して共有できるサイトです。

 

簡単に言えば指導者版のクックパッドのようなサービスです。

https://www.sharetr-soccer.com/

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今では月に3万人の指導者が訪れるようになり、様々なメディアなどでも取り上げてもらえるようにもなりました。

 

最近では、大学生起業家アワードという大会で優勝し、日本代表として世界大会に出場できることにもなりました。

www.nikkei.com

 

 


「サッカーの日本代表になる!」
と、夢見ていた小学生の頃の僕がいまの僕を見たら

「なんでそうなった!?Σ(・□・;)」

と驚くこと間違いなしです笑

 

自分でも入学当初には、このような状況になるとは夢にも思っていませんでした。

 

サービスを生み出したきっかけ

 

なぜ僕が蹴球部に所属しながらサービスを生み出そうと思ったのか、それは

 

「子供達の可能性を潰したくない」そう思ったからです。

 

きっかけは蹴球部に所属した1年生の頃、部の活動の一環で少年サッカーのコーチを経験した時のことでした。

 

練習試合の相手コーチが子供達を怒鳴りつけ、子供達が泣きながらサッカーしている光景を目にしました。

 

指導者のせいで子供がサッカーを嫌いになってしまうなんてありえない。。。

最初、僕はそんな光景を見て指導者を恨みました。

 

しかし、いろんな指導者に会って話を聞いていくうちに”指導者の負担の大きさ”という課題に気がつきました。

 

100人以上を対象としたアンケートの結果、どんな練習メニューをすればいいのかわからず困っている指導者が多く存在することがわかりました。

 

そこで僕は、

全国の指導者が持っている練習メニューや、指導法などをデータとして集め、全国の指導者が見れるようにすればいいのではないかと考えました。

 

そうすれば指導者の負担も減り、指導経験が蓄積されていくことで指導レベルが底上げされ、子供達の笑顔あふれるスポーツ環境になるのではないかと思ったのです。

 

失敗の連続

 

しかし、サッカーばかりやってきた当時19歳の僕にサイトを開発する能力があるはずがありません。

 

ならばプログラミングできる人を誘えばいいんだ!と思い友達に声をかけますが、全員に断られます。

 

自分で勉強して作ってみるも素人に毛が生えたようなサイトが完成し、誰にも使ってもらえませんでした。

 

一番辛かったのは、紹介していただいた先輩経営者の方に

「絶対立ち上がらないからやめたほうがいい」

と言われたことでした。

 

それでも僕は諦めませんでした。

 

なぜならその人は実際に指導者を経験しているわけでもなく、現場のことをよく知っていなかったからです。

 

実際に経験したことがない人に「無理だ」と言われても納得できるわけがありません。

 

絶対に形にしてやる。

 

その想いで周りの人に声をかけ続けたり、イベントに参加し続けました。

 

すると大学1年の冬に参加したイベントで一緒にやりたいといってくれる情報系の先輩が3人、チームメイトになってくれました。

その先輩方のおかげでサイト開発が進みました。

 

いろんな方の支えのおかげで2016年12月にサイトをオープンし、ここまで来ることができました。

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(一緒に活動してみたい!と言う方はcontact@sharetr.co.jpまでメールをください!) 

 

可能性を信じること

 

昨年の3月、僕は会社の仕事に専念するために休学することを選択しました。

 

もちろん最初は周りの学生と違う道を歩むことがとても怖かったです。

それでも今は自分の決断に誇りを持っています。

 

1年間の休学を通して、自分の視野がとても広がりました。つくばの外に出ることで同じ志を持つ仲間や先輩経営者にたくさん出会うことができました。

 

外の世界に出たことで、大学までスポーツを続けている学生がどれだけ少数派なのかも感じました。

 

スポーツ界隈にいると、「自分はスポーツしかしてこなかったから〇〇できない」といったような声を多く聞きます。

 


自分が教えている少年サッカーの小学生ですら、

 

「どうせ自分は筑波大には入れないから」

「プロは無理だから」

 

と、自分の可能性に蓋をしてしまっている子を多く見かけます。

 

日本の学生にはいつの間にか自分の可能性を勝手に決めて、「どうせ無理」と思っている人が多いと思います。

僕はこの現状を変えたい、と強く思っています。

 

僕がこの起業で学んだことは、

「自分の可能性に蓋をしなければどんな人にもなれる」

ということです。

 

「どうせ無理」と思っているうちはどんなことでも成し遂げられません。

 

よくいろんな有名人や成功者が「行動を起こせ」と言っています。

 

しかし、「自分にはできない」と思っている人が「行動を起こせ」と言われて動けるわけがありません。

 

自分を信じる心がなければ行動する勇気は湧かないからです。

 

だから、行動を起こす前にまずは自分の小さな可能性を信じてあげてみてください。

 

「自分ならできるかも」

まずはそう思うだけでいいです。

 

そう思うだけなら誰でも、いつでも、どこでも、今すぐにでもできます。

 

そしてその小さな自信を最初の燃料にして、小さな一歩を踏み出してみてください。

 

小さな行動を続けていると、小さな成功が訪れます。

すると自分に少し自信がつきます。

 

そうやって自信が大きくなって、徐々に大きな行動ができるようになるのだと思います。

 

最初は人と違うことをすると笑われるかもしれません。

 

でも自分を信じて無謀でもやりたいことに行動していれば、助けようと手を差し伸べてくれる人が必ずいます。

 

実際に僕はそうでした。

 

サッカーしかしたことがなく、ビジネス経験がなくてもここまで形にすることができたのはたくさんの方が応援して支えてくれたからです。

 

その経験の中で、「最初の一歩を自分が踏み出さなければ誰も支えようと思ってくれない」ということも学びました。

 

不器用でも、右も左もわからなくてもいいんです。前に進もうとしている人がいれば必ず優しい誰かが助けてくれます。

 

だから、まずは自分の可能性に蓋をせず、小さな可能性でもいいので信じてみてください。

 

全ては自分を信じる心から始まるのだと思います。

 

僕の夢

 

僕は自分の行動を通して、

可能性に蓋をしなければどんな人にもなれることを体現したいと思っています。

 

僕の行動を見て「自分もやってみようかな」と一人でも多くの人の背中を押せたらとても嬉しいです。

 

そしていつかは自分がしてもらったように、自分の可能性を信じて進んでいる人を助けてあげられる人になりたいです。

 

「まだ事業で結果も出してない若造が何言ってるんだ!」

 

と思われるかもしれませんが、空気を読まず自分の思っていることを言ってみたいと思いこの場をもらいました。

 

今の僕の夢は日本を代表する起業家になることです。

 

まだまだ同世代や先輩起業家に比べたら知識も経験も足りていないのもわかっています。

 

でも自分は絶対なれると信じています。そのための努力も惜しまない覚悟です。

 

そしていずれはお世話になった筑波大学蹴球部のメインスポンサーとして、ユニフォームの胸に会社の名前を刻みたいです。

 

それが僕にできる、僕なりの恩返しだと思っています。

 

最後に、部に所属しながらの起業という前例のないことにも関わらず「指導者のためになるなら思い切ってやってこい!」と背中を押していただいた小井土監督、

定期的に練習に参加できなくてもいつも通り接してくれる蹴球部のみんなに感謝の言葉を述べたいです。

 

僕は僕なりに、蹴球部に、そして日本に良い影響を与えていきたいと思います。

 

筑波大学蹴球部には僕のような人でも認めてくれるような多様性を認める文化があります。

 

こんなに多様性を受け入れて自主運営している部活動は日本に他にないと思います。

 

他にも帰国子女という経験を生かして部員に英語を使う機会を提供しようとグローバル班を立ち上げた部員や、

 

ホペイロとしてシューズ管理や情報を共有する新たな活動を始めた部員など、まだまだ色んな部員がいます。

 

僕のブログ記事を通じて蹴球部に興味を持ってくれる方が一人でも増えたら嬉しいです。

 

とても長くなってしまいましたが、

最後まで拙い文章を読んでいただき誠にありがとうございました。

 

筑波大学蹴球部3年 株式会社シェアトレ 代表 木村友輔(FCトリプレッタユース出身)

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